中道改革連合代表選、分断回避を最優先に立憲出身者による一騎打ちへ
2026年2月12日、中道改革連合の代表選が告示され、立憲民主党出身者による一騎打ちの構図が固まった。立候補を届け出たのは、元総務大臣政務官の階猛氏(59)と元立憲幹事長の小川淳也氏(54)の両氏である。衆院選での惨敗により党の基盤が大きく揺らぐ中、今回の代表選では「分断」を表面化させないことが最優先事項とされた。
推薦人要件を巡る議論と「ゼロ」への決着
立候補のハードルとなったのは推薦人集めだった。11日に開かれた中道の議員総会では、執行部が「臨時規程」として党所属国会議員10人の推薦を必要とする案を提示。しかし、議員数が49人しかいない状況を踏まえ、立憲出身の後藤祐一氏が「多すぎる。今回は推薦人はいらないのではないか」と異議を唱えた。
別の議員も「ぎくしゃくしないことが一番大切だ」と同調し、野田氏が「5人」を再提案するも、公明出身議員から「旧公明メンバーが推薦人になるのは非常に無理がある」と反対の声が上がった。結果的に、推薦人要件はゼロに決定し、分断回避の姿勢が明確に示された。
立候補者の背景と党再建への課題
階氏と小川氏は共に「次世代の中心メンバー」と目されてきたが、立憲創設者の枝野幸男氏(61)や安住淳前共同幹事長(64)らベテラン勢の影で存在感は薄かった。公明党側からの立候補がなく、立憲出身者だけの争いとなったことは、党の再建に向けた課題を浮き彫りにしている。
階氏は「先頭に立つ」と意気込みを語り、小川氏は「国民生活を立て直す」と訴えた。しかし、重鎮議員の軒並み落選など「人材難」が深刻化する中、再建の道はいばらの道となりそうだ。
政治環境の変化と今後の展望
高市政権下で「1強」体制が強まる中、野党側の結束が求められる。中道改革連合は、小選挙区で勝ち上がった「7人の侍」と呼ばれる議員らを擁するが、逆風をはね返すには党内の結束強化が不可欠である。代表選を通じた分断回避の努力は、今後の党運営の試金石となるだろう。



