防衛省は2027年度当初予算案の概算要求で、過去最大となる約8.9兆円を求める方針で調整に入った。現行の防衛力整備計画で、政府は23~27年度の5年間の防衛費を計43兆円程度とし、27年度は8.9兆円程度とすることを決めていた。
概算要求の内容と今後の見通し
概算要求額は現行計画に沿った形だが、今年は年内に安全保障関連3文書の改定を控え、具体的な金額を示さない「事項要求」が多く盛り込まれる見通しだ。そのため政府が年末に決める予算案に計上される実際の防衛費は、要求額からさらに膨らむことになる。
主な柱と予算編成の流れ
主な柱として自衛隊の指揮統制について意思決定を支援するための人工知能(AI)の活用や、迎撃型無人機の導入など「新しい戦い方」への対応の費用が盛り込まれる。
概算要求は、予算編成に向けた各省庁から財務省への要求。要望を財務省が精査し、政府予算案をつくって国会に提出する。



