ワカモノリサーチは2026年6月16日、現役高校生を対象にした「あなたは将来、実家から出たいと思いますか?」というアンケート調査の結果を公表した。調査は2026年2月27日から3月16日にかけて、全国の高校生284名(男女)を対象にインターネットで実施された。
8割以上が実家を出たいと回答
調査結果によると、実家を出たいと「思う」と答えた割合は83.1%に達し、「思わない」は15.8%、「すでに実家から出ている」は1.1%だった。つまり、8割以上の現役高校生が将来実家を離れたいと考えていることが明らかになった。
「思う」派の理由:自由と自立への憧れ
実家を出たいと回答した高校生からは、一人暮らしへの憧れの声が圧倒的に多かった。親が作った環境やルールから解放されたいという願望が強く、「1人の方が楽」「自由になりたい」といった自由を求める意見が目立った。家族を嫌っているわけではなく、自分のペースで生活したいという気持ちが強い傾向が見られる。
また、「自立したい」「自分で生きていく力をつけたい」と自立を意識する声も多数寄せられた。独り立ちして親を安心させたいという、親への感謝と距離の取り方を同時に考えるコメントもあった。地方の高校生からは「都会に行きたい」「東京への憧れ」といった声があり、実家を出ることを新しい世界へのチケットとして捉えている姿が浮き彫りになった。
一方で、前向きな意見とは異なり、「実家が嫌い」「親の束縛が強い」「親がマジでうるさい」など、実家での生活がストレスになっている高校生の回答もあった。親からの暴力や暴言といった家庭環境が影響しているケースもあり、親や家に対する否定的な感情が強い高校生が一定数存在することも見逃せない結果となっている。
「思わない」派の理由:安心感と経済的不安
将来実家を出たいと「思わない」と回答した高校生(15.8%)からは、「家にいる方が安心」「ご飯がおいしい」といった、現在の家族とのぬくもりを優先する声が多く集まった。中には「親のすねかじりたい」という率直な意見もあった。
さらに、「実家の立地がいいから」という環境面の利便性を理由にする声もあり、都内であればどこに行くにも30分圏内で済むため、わざわざ実家を出る必要性を感じない高校生がいるのも頷ける。
また、一人暮らしに対する「お金」や「生活力」への不安を感じている意見も目立った。「お金が心配」「家事ができない」といった声があり、自由や楽しさよりも現実的な負担や不安要素が先立ってしまうため、倹約志向の高校生は最初から実家を出る選択肢を持っていないのではないかと分析されている。
今回の調査結果の詳細は、全国9割の高等学校や5万人以上の若者ネットワークを活用して独自の調査を行うワカモノリサーチのメディアで公開されている。



