立憲民主党東京都連の空席となっている会長を決める選挙が、5月15日午後7時すぎから投開票される見通しとなった。立候補しているのは、都連会長代行の蓮舫参院議員(58)と川名雄児・武蔵野市議(66)の2氏。高い知名度を誇る蓮舫氏に対し、地方議員を中心に蓮舫氏の3倍以上の推薦人を集めた川名氏がどれだけ得票を伸ばすかが注目される。
選挙の構図と注目点
会長選は、都連所属の国会議員(参院議員4人)と地方議員(約140人)、34ある各総支部が2人ずつ登録した代議員(68人)の計約210票で争われる。中道改革連合の結成に伴い立憲民主所属の衆院議員がいなくなり、地方議員の離党も相次ぐ中、新会長には2027年春の統一地方選挙などに向けた組織の立て直しが急務となる。
両候補の所信表明
蓮舫氏と川名雄児氏は、8日の告示日に立候補を届け出た後、それぞれ所信を表明している。以下にその全文を掲載する。
蓮舫氏「求められる政策、都連から声を上げる」
立憲民主党内最大の都道府県連である私たち東京都連。「まっとうな政治」と「立憲主義」を守り、多様性を認め合う社会の実現を目指してきました。街頭演説から仲間の輪が広がり、共に社会のために動きたいとの大切な想いを共有して、今、ここにいます。改めて仲間の皆さまに敬意と感謝を申し上げます。
憲法改正など現政権が数の力で進める政策は、最優先事項ではありません。初の女性総理とはいえ、女性が必要とする政策を重んじていないことは明らかです。私たち立憲民主党の原点、仲間との強い連帯を大切に、求められる政策を都連から声を上げることを進め、さらに開かれた組織にしていきます。
立川市議選、あきる野市議選、西東京市議選、そして来春の統一地方選挙での公認候補者全員の当選が目標です。東京都連は過去2回ずつの統一選と都議選で、着実に仲間を増やしてきました。結党以来、最大の危機にある今だからこそ、仲間のために全力を尽くす覚悟です。
川名氏「草の根民主主義を実現する運営へ刷新」
総選挙の結果により新局面を迎えた東京都連を党綱領にある熟議を大切にし、トップダウンではなく、ボトムアップ、草の根民主主義を実現する運営へ刷新し都連所属の皆さんと再生します。自治体議員、党員は国会議員と主従関係にありません。役割が異なるパートナーとして互いに尊重しながら、地域を知る自治体議員がより主体的に取り組み、都連所属議員、党員が知らない間に決められ、従うことを強いられることなく、自由で公正で開かれた意思決定の仕組みを確立します。
手始めに常任幹事会のオンライン併用開催により自治体議員のオブザーバー参加を可能とし、議事録を作成し意思決定を透明化します。何よりも、各自治体議員選挙で党所属の全員当選を第一義に、自治体議員を増やし育て支えることで国政の勢力拡大、党再生を目指し、中長期的には熟議により党綱領にある党の姿を実現し市民のための政党にします。立憲民主党の未来を東京からつくりましょう!
推薦人リストの入手
東京新聞は両候補の推薦人リストを入手した。蓮舫氏の推薦人には国会議員や一部の地方議員が名を連ねる一方、川名氏の推薦人は地方議員が中心で、その数は蓮舫氏の3倍以上に上る。この差が投票結果にどのように影響するかが焦点となる。



