自民埼玉県連が元幹事長を提訴 政治資金3062万円の私的流用問題で損害賠償請求
自民埼玉県連が元幹事長を提訴 政治資金3062万円流用

自民埼玉県連が元幹事長を提訴 政治資金3062万円の私的流用問題

自民党埼玉県連は、元幹事長の小谷野五雄県議(70)が県連の政治資金を私的に流用したとされる問題で、小谷野氏に約3062万円の損害賠償を求め、2026年1月29日付でさいたま地裁に提訴したことが関係者への取材で明らかになった。小谷野氏は既に自民党から除名処分を受けている。

5年半で1350件、約2784万円の私的流用を指摘

県連の主張によると、小谷野氏は約5年半の間に計1350件、総額約2784万円の政治資金を私的に流用したとされる。これに弁護士費用相当額を加えた計約3062万円の損害が生じたとしている。県連は、過去の幹事長の経費と比較しても明らかに異常な金額であり、私的流用を強く推認させると強調している。

具体的には、少なくとも94件の飲食費などが県連の活動と関連性がないことが明白だと指摘。県連は、小谷野氏が具体的な説明を行わず、不合理な弁解に終始しているとし、幹事長として求められる「善管注意義務」に違反するとして、県連に対する不法行為責任を負うと訴えている。

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内部調査と刑事告訴も進行中

この問題を巡っては、県連が昨年、内部調査委員会を立ち上げ、小谷野氏による約2800万円の私的流用を認定している。さらに、背任の疑いで県警浦和署に刑事告訴し、受理されている経緯がある。今回の民事提訴は、こうした一連の対応の延長線上にある措置と言える。

県連の関係者は、「金はあなたのじゃない」と厳しく指摘し、政治資金の適正な管理を求める姿勢を示している。この問題は、政治とカネをめぐる不透明さが浮き彫りになる事例として、地方政治におけるガバナンスの在り方に疑問を投げかけている。

小谷野氏側の反応は現時点で明らかになっていないが、今後の裁判の行方が注目される。自民党埼玉県連は、組織の信頼回復に向け、透明性の高い対応を続ける方針を示している。

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