鹿児島県阿久根市沖の海底から4月に引き揚げられた旧日本海軍の戦闘機「紫電改」の機体が、5月から隣接する同県出水市で一般公開されています。塩抜きのために水に漬けられているエンジンや両翼などを、引き揚げたNPO法人の会員らによる解説を受けながら見学できます。当面の間、毎週土曜日午後に実施されています。
公開の詳細と見学の様子
16日には、法人の小島良司さん(69)らが、見学者に紫電改の特徴やプロペラに残る弾痕について説明しました。小島さんによると、塩抜きは1年程度を予定しており、その後は機体の常設展示を目指すとしています。
見学に訪れた同市出身の南喜秋さん(74)=横浜市=は「機体はきれいな状態で非常に貴重。展示館を設けてほしい」と話しました。
紫電改の歴史的価値
紫電改は第二次世界大戦中に日本海軍が使用した局地戦闘機で、その性能の高さから「零戦の後継機」とも称されました。今回引き揚げられた機体は、戦後70年以上海底に眠っていましたが、比較的良好な状態で発見され、歴史的価値が高いとされています。
公開では、エンジンやプロペラ、両翼のほか、機体各部の状態を間近で観察でき、戦争の歴史を伝える貴重な資料となっています。NPO法人は、今後も定期的な公開を続け、多くの人に紫電改の実物を見てもらいたいとしています。



