名古屋市は、業務の効率化を図るため、全職員約2万人を対象に生成AI(人工知能)に関する研修を開始することを発表した。この取り組みは、ChatGPTなどの生成AIツールを行政業務に活用し、文書作成やデータ分析の時間を短縮することを目的としている。
研修の概要
研修は2024年度から段階的に実施され、まずは管理職向けの導入研修からスタートする。その後、一般職員向けに実践的な内容へと展開される予定だ。研修では、生成AIの基本的な仕組みや倫理的な留意点に加え、実際の業務での活用事例を学ぶことができる。
期待される効果
市は、生成AIの活用により、定型業務の効率化だけでなく、市民サービス向上にもつながると期待している。例えば、問い合わせ対応の自動化や、政策立案におけるデータ分析の迅速化などが挙げられる。
また、職員がAIツールを適切に使いこなすことで、より創造的な業務に時間を割くことができるようになるとしている。
今後の展開
名古屋市は、研修の効果を検証しながら、2025年度までに全職員が生成AIを日常業務で活用できる環境を整える方針だ。さらに、AI導入に関するガイドラインの策定も進めており、セキュリティやプライバシー保護にも配慮する。
この取り組みは、他の自治体にも波及することが期待されており、行政のデジタル化を加速させるモデルケースとなる可能性がある。



