自民党の松山政司参院議員会長は14日、東京都内で開かれた自身の政治資金パーティーにおいて、「国民民主党との連携は極めて重要であり、連立を真剣に考えなければならない」と述べ、連立拡大の必要性を強調した。現在、参議院では自民党と日本維新の会による与党が過半数を割り込んでおり、安定した政権運営のためには他党との協力が不可欠となっている。
連立拡大の背景
松山氏は、国民民主党について「政策的に同じ方向を向いている」と評価し、法案の成立だけでなく、憲法改正の発議に必要な3分の2の議席確保に向けても、同党の協力を取り付ける必要があるとの認識を示した。
自民党内では、参院での議席不足を補うため、国民民主党との連立を模索する声が以前から上がっていた。松山氏の発言は、こうした党内の動きを後押しするものとみられる。
憲法改正への影響
憲法改正の発議には、衆参両院でそれぞれ3分の2以上の賛成が必要となる。現在の参院の勢力図では、自民、公明、維新の与党だけでは3分の2に届かず、国民民主党の協力がカギを握る。松山氏は「法案だけでなく、憲法改正の発議に必要な3分の2の確保に向けても、国民民主党との連携が欠かせない」と強調した。
国民民主党の玉木雄一郎代表はこれまで、連立入りには慎重な姿勢を示してきたが、政策ごとの協力には前向きな立場を取っている。今後の与野党間の駆け引きが注目される。
今後の展望
松山氏の発言は、2026年夏の参院選を見据えた動きでもある。自民党は参院選で過半数獲得を目指すが、現状では厳しいとの見方が強い。連立拡大により、安定した国会運営を図りたい考えだ。
一方、国民民主党内部では連立参加に慎重な意見も根強く、党内調整が難航する可能性もある。松山氏は「国民民主党との協議を深め、相互理解を進めていきたい」と述べ、今後の協議に期待を示した。



