自民党大会の自衛隊員国歌歌唱問題、鈴木幹事長「深く配慮すべきだった」と陳謝
自民幹事長、自衛隊員の国歌歌唱に「深く配慮すべき」

自民党の鈴木俊一幹事長は11日、4月に開催された党大会で陸上自衛隊員が制服を着用して登壇し、国歌を斉唱した問題について、「政治的な誤解を招かぬよう深く配慮すべきだった」と述べ、陳謝した。高市早苗首相(党総裁)が出席する党役員会で発言し、その後の記者会見で鈴木氏自身が明らかにした。これまで党は「問題はない」との認識を示していたが、配慮不足を認めたのは初めてとなる。

鈴木幹事長の談話

鈴木氏は会見で、法的な問題はないとしつつ、「結果として自衛官本人や防衛省に多大な迷惑をかけたことを心苦しく、遺憾に思っている」と述べた。自衛隊の政治的中立性に疑義を生じさせかねないとの指摘があったことを念頭に、「指摘を真摯に受け止め、今後は一層適切で慎重な対応を徹底したい」と話した。

官房長官の見解

党大会での歌唱をめぐっては、木原稔官房長官が4月15日の国会で「法律に違反することと、政治的に誤解を招くことがないかは別問題だ」として、「反省すべきだと考えている」と述べていた。今回の鈴木氏の発言は、政府内の懸念を踏まえたものとみられる。

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問題の経緯

党大会では、陸上自衛隊の現役隊員が制服姿で登壇し、国歌を歌唱。これに対し、野党から「自衛隊の政治的中立性を損なう」との批判が上がっていた。防衛省内部からも「軽率な判断だ」との声が聞かれていた。自民党は当初「問題はない」としていたが、その後、鈴木幹事長が配慮不足を認めるに至った。

鈴木氏は会見で、今後の対応として「自衛隊員の政治的行為に関するガイドラインを再確認し、適切な運用を徹底する」と述べた。また、党大会の運営についても見直しを検討する考えを示した。

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