小沢一郎氏、東京・元赤坂に事務所開設
中道改革連合の小沢一郎元衆院議員(83)は8日、東京都港区元赤坂のマンション一室に、自身が率いるグループ「一清会」の事務所を開設した。落選中の身でありながら、新たな拠点を整備し、自身に近い議員との連携を強めることで、政治的な存在感を示す狙いがある。
小沢氏は記者団に対し、「何だかんだ言っても、野党の役割は政権をつくり、古い権力体制を改めることだ」と述べ、野党再建に向けた強い意欲を表明した。
「剛腕」の過去と現状への不満
かつて「剛腕」と称された小沢氏は、国会に近い永田町周辺に複数の事務所を構えていた。自身が主導した非自民の細川連立政権誕生を例に挙げ、「野党はまとまるべきだと以前から言ってきたが、みんな自分のことばかりだ。先例があるのに不思議だ」と、現在の野党の状況に対する不満をあらわにした。
小沢氏は2月の衆院選で20選を目指したが、落選した。立憲民主党や公明党の衆院議員が衆院選直前に結成した中道について「おかしなやっつけ仕事だった」などと執行部批判を繰り返しており、この日も「中道や立民は政権交代の受け皿になり得ない」と明言した。
一清会には約20人が所属していたが、衆院選でほとんどが落選した。小沢氏は今後、一清会を核とした活動を展開し、野党再編に向けた動きを加速させる可能性がある。



