小泉進次郎防衛相は22日の衆院内閣委員会などの連合審査会で、陸上自衛官が自民党大会で国歌を歌唱したことを巡り、防衛省内の報告体制を見直す考えを示した。「私を含む幹部まで上がってこなかった。組織として報告の在り方などを見直さなければいけない」と述べ、中道改革連合の長妻昭氏への答弁で明らかにした。
自衛隊法と政治的中立性
自衛隊法第61条は、選挙権の行使を除き、隊員の政治的行為を制限している。高市早苗首相は「法律的に問題はない」と主張するが、野党などからは政治的中立性に疑義を生じさせたとして、政府・自民党の対応に批判が集まっている。
長妻氏の要求と小泉氏の応答
審査会で長妻氏がチームを編成し事実関係の検証を求めたのに対し、小泉氏は「自衛隊への国民の信頼が揺らぐことがないよう、政治的中立を疑われることのないよう、何が適切かよく考えたい」と語り、慎重な姿勢を示した。
経緯の説明
小泉氏は自衛官参加の経緯について、陸上幕僚監部広報室の担当者が、陸幕内の担当部署を通じて防衛省の人事教育局の担当者に照会したと説明。法的には問題ないとの回答を得た後、陸幕広報室が陸上幕僚長まで報告したと明らかにした。
この問題は、自衛隊の政治的中立性に関する議論を再燃させており、今後の政府の対応が注目される。



