石破首相は1月6日、年頭の記者会見を首相官邸で行い、2025年の施政方針について説明した。中でも防災庁の設置を最優先課題として掲げ、地域活性化や人口減少対策にも積極的に取り組む姿勢を示した。
防災庁設置の意義
首相は「自然災害が激甚化する中、防災体制の抜本的な強化が必要だ」と述べ、防災庁の創設を目指す考えを明らかにした。防災庁は現在の内閣府防災担当や消防庁などの機能を統合し、災害対応の司令塔として機能することを想定している。首相は「2025年中に国会に関連法案を提出したい」と意欲を示した。
地域活性化への取り組み
また、首相は地方創生を重要な柱として位置づけ、地域経済の活性化や移住促進策を強化する方針を表明。具体的には、地方への移住支援金の拡充や、地域資源を活用した観光振興、デジタル田園都市構想の推進などを挙げた。首相は「東京一極集中を是正し、各地域が持続可能な発展を遂げられるようにする」と強調した。
人口減少対策
人口減少問題については、少子化対策として子育て支援の拡充や若い世代の経済的負担軽減を掲げた。首相は「若者が希望を持てる社会を築くことが急務だ」と述べ、児童手当の拡充や教育費の無償化、働き方改革の推進などを通じて、出生率の向上を目指す考えを示した。
経済政策と安全保障
経済政策では、物価高騰対策や賃上げの継続、成長分野への投資促進を強調。首相は「デフレからの完全脱却を目指し、持続的な経済成長を実現する」と述べた。安全保障面では、日米同盟の強化や防衛力の整備を進める一方で、外交努力を継続する方針を示した。
首相は会見の最後に「国民の皆様と共に、この国の未来を切り拓いていきたい」と述べ、2025年を「行動の年」と位置づけた。



