米下院民主党がヘグセス国防長官の弾劾決議案を提出、対イラン作戦での国際法違反を指摘
米下院民主党が国防長官弾劾案提出、対イラン作戦で国際法違反

米下院民主党がヘグセス国防長官の弾劾決議案を提出、対イラン作戦での国際法違反を指摘

【ワシントン共同】米下院の民主党議員グループが、ヘグセス国防長官に対する弾劾訴追決議案を提出した。主導したのはイラン系米国人のアンサリ下院議員で、対イラン軍事作戦において国際法に違反する攻撃が実行されたと主張している。

決議案の内容と批判点

決議案では、ヘグセス国防長官が議会の承認を得ずにイランに対する軍事作戦を推進した点を厳しく指摘している。具体的には、小学校への空爆など民間施設への攻撃が国際法に反するとしている。さらに、米軍の人事に政治的目的で介入し、権力を乱用したとの批判も盛り込まれた。

アンサリ議員は声明の中で、「ヘグセス氏が国防長官の職に留まることは、米国のみならず世界全体にとって、無視できないほどの高いリスクを伴う」と強く訴えた。この決議案には、アンサリ議員を含む12人の民主党下院議員が共同提案者として名を連ねている。

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可決の見通しと政治的状況

現在、米下院は共和党が多数派を占めており、民主党が提出したこの弾劾決議案が可決される可能性は極めて低いと見られている。共和党側からの支持は期待できず、審議が進んでも否決される公算が大きい。

しかし、この動きは、政権与党である共和党と野党民主党の間で、外交・防衛政策をめぐる対立が先鋭化していることを浮き彫りにした。イランをめぐる軍事作戦の是非は、米国内外で議論を呼んでおり、今後の政治的な展開が注目される。

アンサリ議員らは、弾劾手続きを通じて、政府の行動に対する議会の監視機能を強化したい意向を示している。国防長官の責任追及は、米国の軍事行動の透明性と法の支配を問う重要な局面となりそうだ。

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