トランプ米大統領は30日、ウクライナ情勢をめぐり、和平案を提示する方針を明らかにした。ロシアに対して即時停戦を呼びかけるとともに、領土問題などで一定の譲歩を求める内容とみられる。ホワイトハウスでの記者団とのやり取りで、トランプ氏は「和平案は非常に詳細なものだ。両国にとって受け入れ可能な妥協点を探る」と述べ、早期の実現に意欲を示した。
和平案の主な内容
関係筋によると、和平案には以下の項目が含まれているとされる。
- 即時停戦:戦闘行為の即時停止と、監視チームの設置。
- 領土問題:クリミア半島の地位については将来の住民投票で決定する一方、東部ドンバス地域の一部をウクライナに返還。
- 安全保障:ウクライナのNATO非加盟を明記し、代わりに米国などが二国間安全保障を提供。
- 制裁解除:ロシアに対する一部制裁を段階的に解除。
国際社会の反応
これに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領は「領土一体性の維持が不可欠」と述べ、譲歩には慎重な姿勢を示した。一方、ロシアのプーチン大統領は「提案を検討する用意がある」と声明を発表したが、詳細なコメントは避けた。欧州連合(EU)は和平案を歓迎しつつも、ロシアへの圧力緩和には懸念を示している。
専門家の間では、トランプ氏の提案が実現するかどうかは不透明との見方が多い。和平案の詳細は近く正式に発表される予定で、今後の国際社会の動きが注目される。



