榊原温泉が「温泉総選挙2025」で地方創生大臣賞を受賞、地域一丸のバス運行計画が評価
榊原温泉が温泉総選挙で大臣賞、地域一丸の取り組み評価

榊原温泉が「温泉総選挙2025」で地方創生大臣賞に輝く

津市の榊原温泉が、観光庁や内閣府など5省庁が後援する全国の温泉地人気投票「温泉総選挙2025」において、地方創生担当大臣賞に初めて選ばれた。この栄誉は、温泉客の送迎と地域の交通手段を兼ねたバス運行計画を中心に、旅館や自治会、地元企業が一体となった地域ぐるみの取り組みが高く評価された結果である。

地域の課題解決へ向けた結束力

榊原温泉は、1980年代のバブル期には約20の施設を誇ったが、現在は7施設まで減少している。また、最寄りの近鉄榊原温泉口駅から温泉中心部までの距離が離れており、移動手段の確保が地域のにぎわい創出における大きな課題となっていた。

この課題に対し、自治体や旅館、地元企業、自治会などが資金を出し合い、温泉客の輸送と地域住民の足を兼ねた自家用バスの運行を計画。年内の実証実験に向けて、金融機関の協力を得ながらクラウドファンディングで費用を募る予定だという。

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四季を通じた魅力発信も評価

さらに、田んぼアートや収穫祭など、四季折々の魅力を楽しんでもらおうとする地元一丸の取り組みも、受賞の決め手となった。これらの活動は、単なる観光促進にとどまらず、持続可能な地域活性化を目指す姿勢として評価された。

関係者から喜びと決意の声

昨年12月23日に津市役所で行われた受賞報告会では、前葉泰幸市長が「オール榊原が評価された」と述べ、地域全体の結束を強調。榊原温泉振興協会の伊藤博和会長は「地方創生を完成させろという強いエールだと思う」と語り、今後の発展への意欲をみせた。

温泉総選挙の概要と意義

温泉総選挙は、官民一体による観光促進活動を支援する民間団体「旅して日本プロジェクト実行委員会」が、温泉活性化を目的に2016年から実施している。昨年は8月から10月にかけて約5万人が投票に参加し、絶景や美肌、秘湯・名湯などの部門賞に加え、省庁賞や特別賞が設けられている。

今回の受賞は、榊原温泉が地域課題に正面から向き合い、結束力で解決策を模索する姿勢が、全国的に認められた証と言えるだろう。

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