市川市長選で田中甲氏が再選、子育て・環境・福祉に注力へ
千葉県市川市長選は19日、投開票が行われ、無所属現職の田中甲さん(69)が再選を果たしました。田中さんは、いずれも無所属新人で元市議の保戸田悠菜さん(39)と、不動産関連の個人事業主である山崎健介さん(51)を破り、2期目の当選を決めました。当日有権者数は40万3621人で、投票率は31.97%(前回38.75%)でした。
圧倒的な得票差で再選、支援者に抱負を語る
同日午後10時半、市選挙管理委員会の中間得票発表で、田中さんが9万票以上を獲得し、2位に大差をつけたことが明らかになりました。田中さんは市内の事務所に詰めかけた支援者の前に姿を現し、万歳をするとともに花束を受け取りました。そして、「魅力ある市川市をつくりたい。子育て、環境、福祉にこれからも力を入れたい」と、2期目の抱負を力強く語りました。
中核市移行から政令市を目指す、具体的な政策を表明
再選を決めた田中さんは19日深夜、報道陣の取材に応じ、「まずは中核市に移行し、政令指定都市を目指したい」と述べました。中核市となって保健所と児童相談所を設置することをはじめ、以下のような具体的な政策を表明しました。
- サッカースタジアム建設:J3基準の天然芝、5千人収容のスタジアムを新設し、将来的には段階的に3万人収容に拡大したいとしています。予定地を見つけ、企業との連携も検討中です。
- 市立高校創設:現在の県立高校を市が譲り受ける形で、市教育委員会が県教育委員会と話し合っています。国際バカロレア認定校や野球の甲子園常連校といった特徴ある学校づくりを目指します。
- 美術館建設推進:JR本八幡駅や市川駅など駅近を候補地として、最小の投資で最大の効果を上げることを考えています。
- 市民プール移転:北方町にある市民プールは今年夏の営業後に取り壊し、人工干潟を造成する塩浜の市有地に移転・新設します。レジャー機能は除外し、取り壊しと建設を同時に進め、市民が泳げない年がないようにしたいとしています。
子育て支援にも積極的、議案提案の意向を示す
田中さんは、市議会6月定例会に、「子ども手当」として幼稚園・保育園に入園するまでの子どもに月額1万5千円を支給し、第1子保育料を無償化するための議案を提案する意向も示しました。これにより、子育て世帯への支援を強化する方針です。
中核市移行については、次の任期中にレールに乗せ、政令市になるまでは10年程度を見込んでいると語りました。人口が50万人に達した市川市のさらなる発展に向け、意欲的な取り組みが期待されます。



