岡山市、新年度予算案が4298億円で10年連続過去最大を記録
岡山市は2月10日、2026年度一般会計当初予算案を4298億6300万円と発表しました。前年度比205億4000万円増で、10年連続で過去最高額を更新する見込みです。増加の主な要因として、可燃ごみ広域処理施設の整備費や、児童生徒に配布されているデジタル端末の更新費などが挙げられています。この予算案は、2月16日に開会する市議会定例会に提出される予定です。
歳入・歳出の詳細
歳入面では、市税収入が1435億8900万円(前年度比2.6%増)と過去最高を想定しています。また、財政調整基金などの基金から計90億円を取り崩して繰り入れます。歳出では、今年11月の新庁舎開庁に伴う経費増加などが影響し、物件費が592億1200万円(同11.6%増)となりました。
教育・子育て支援の充実
不登校対策として、校内外の支援教室の増設・新設に1億4800万円、フリースクールなど民間施設利用料の補助(2分の1以内、月額上限1万円)に2000万円を充てます。学校給食費の保護者負担軽減施策には31億1900万円を確保し、小学校は国の交付金で賄えない部分を市が負担して無償化、中学校は物価上昇分を支援して負担額を24年度と同額に抑えます。さらに、小中学校の全てのトイレを2026年度中に洋式化する工事費に10億円を計上するなど、教育環境の整備を進めます。
にぎわい創出事業の推進
岡山市中心部を走る路面電車については、JR岡山駅東口広場への乗り入れ事業に5億8600万円、北区表町の岡山芸術創造劇場ハレノワ周辺に軌道を新設する延伸環状化事業に9100万円を盛り込みました。事業化が決定した新アリーナの整備では、PRや建設予定地周辺の道路改修などに2億3700万円を計上。また、岡山城や城下町の礎を築いた戦国時代の武将、宇喜多直家・秀家親子らを題材にしたNHK大河ドラマの誘致といった岡山城活用事業に1億7400万円を充て、地域活性化を図ります。



