富山市、2026年度予算案1997億円で3年連続過去最大 給食無償化や人口減対策に重点
富山市予算案1997億円で3年連続過去最大 給食無償化も

富山市、2026年度予算案が3年連続で過去最大に 1997億円を計上

富山市は2026年度当初予算案を発表し、一般会計が前年度比2.1%増の1997億7610万円となり、3年連続で過去最大を更新しました。この予算案は、3月定例会に提出され、市長は「限られた財源を重点的、効率的に配分できた」と強調しています。

歳入・歳出の内訳と主要項目

歳入面では、市税が過去最大となり、個人市民税は前年度比2.6%増の277億1300万円、法人市民税は同7.4%増の85億5200万円に拡大しました。これは賃上げによる給与所得の増加や企業業績の堅調さを反映しています。一方、財政調整基金の取り崩しは行われませんでした。

歳出では、以下のような重点項目が挙げられます:

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  • 民生費:こども園や保育所の改築により、前年度比5.6%増の772億5800万円。
  • 総務費:総合体育館やオーバード・ホールの改修で、同22.5%増の286億2300万円。
  • 土木費:中央通りD北地区の再開発事業で、同11.8%増の252億200万円。
  • 教育費:水橋学園の整備完了により、同39.0%減の143億3300万円。

人口減少・少子化対策への取り組み

人口減少と少子化対策として、部局横断で移住促進と婚活支援に注力します。移住事業には5756万円を計上し、介護や保育などの分野で人材不足に対応。婚活支援には835万円を充て、路面電車を活用した体験型イベントを検討しています。

子育て支援では、小学校給食の無償化を初めて実施し、14億1321万円を計上。中学校や幼稚園、保育所でも給食費や副食費の一部を助成します。

富山地方鉄道への支援とその課題

不振が続く富山地方鉄道への支援として、新年度の赤字予想額約6億円のうち、1億700万円を市の負担分として計上。不二越・上滝線の活性化調査にも2150万円を充てていますが、再構築事業には最大213億円の費用が見込まれ、財政負担が課題となっています。

スポーツ・文化・観光事業への投資

3月補正予算案では、プロ野球オールスターゲーム関連の実行委員会に3750万円を計上。また、ガラスの街づくりプランの改定や観光客向けのすし握り体験支援など、文化・観光事業にも予算を配分しました。

財政運営の展望と課題

藤井裕久市長は、税収増に助けられたものの、将来の人口減や景気動向による税収減少の可能性を指摘。市債の割合が他の中核市と比較して高いことから、「責任ある財政運営」が求められています。予算案は「笑顔あふれる幸せ日本一富山実現予算」と銘打たれ、幅広い施策が評価される一方、公共交通支援の重荷も課題として浮き彫りになりました。

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