福岡県議会は、副議長選を翌日に控えた16日、各会派が総会を開いて対応を協議した。
県議会事務局によると、これまでの副議長選は立候補制ではなく、各議員による無記名投票制。複数の議員によると、誰が副議長になるかは事前に調整しており、2025年の副議長選では、無効票3票を除く81票全てが中尾正幸氏に投じられた。
自民党県議団は板橋氏を候補に決定
最大会派の自民党県議団(40人)は16日、当選4回の議員2人が名乗りをあげ、議員団内の選挙で板橋聡議員(59)を17日の臨時議会で自民の候補として投票することを決めた。自民県議団が発表した。板橋氏はみやま市選出で、現在は議会運営委員長を務めている。
新政会は椛島氏への投票を正式発表
第4会派の新政会(6人)は16日、当選4回の椛島徳博会長(69)が会見を開き、新政会としては椛島氏に投票することを決定したと正式に発表した。
椛島氏は「今回の副議長選挙は県議会が生まれ変わるチャンスで、密室で決まるのでは地に落ちた信頼は地中に埋もれてしまう。6人しかいない我々が手を上げること自体が議会改革の第一歩だ」と語った。
民主県政県議団は自主投票に
第2会派の民主県政県議団(20人)も16日午後から議員総会を開いた。原中誠志会長は一人ずつ意見を出したがまとまらなかったとして、「残念ながら我が会派として統一した候補者を出すことはない。自主投票になった」と説明。既に会派として10日に合意はとっていたという。
第3会派の公明党県議団(10人)は16日の報道陣の取材に「17日の議員総会で副議長選などについて話し合う」と説明した。会派で統一した対応を取るか、自主投票にするか含めて検討するという。
蔵内議長の辞職勧告決議案も採決へ
17日は、蔵内勇夫議長の議長辞職勧告決議案も採決される見通しだ。蔵内氏は16日、決議案について報道陣の取材に「政局ですね」と答えた。金銭授受疑惑を調査する第三者委員会の立ち上げと、政治倫理条例・議会基本条例をつくることが議会に求められた役割だと強調。それらが仕上がった後の議長退任の可能性については「想像にお任せします」と述べるにとどめた。



