沖縄・名護の野球場に米軍ヘリが緊急着陸、少年野球練習中に異常警告で住民騒然
沖縄県名護市の野球場で6日夜、米軍の多用途ヘリコプターが予防着陸する事態が発生した。米軍は7日、定期訓練中に機体の異常を示す警告があったためと説明しており、当時は少年野球チームの練習が行われていた。近隣住民は爆音と風圧に驚き、子どもたちも恐怖を感じたという。
米軍ヘリが野球場に緊急着陸、機体異常の警告が原因
米軍によると、予防着陸したのは米カリフォルニア州に拠点を置く海兵隊の多用途ヘリ「UH1」で、6日午後8時20分頃、定期訓練中に警告が発生したため、同市の野球場に着陸した。県が防衛省側から受けた情報では、武器は搭載されておらず、機体の損傷もなかった。県警の発表によれば、けが人は確認されていない。同機は約2時間20分後に野球場を離陸し、宜野湾市の米軍普天間飛行場に着陸した。
少年野球練習中に発生、住民は恐怖と混乱
住民の証言によると、野球場では当時、少年野球チームの練習が行われており、降下するヘリに気づいて避難したという。近くの自宅にいた会社員男性(53)は、爆音がとどろき、風圧で窓ガラスが振動したため、「墜落するかもしれない」と慌てて飛び出したと語る。「少年野球の子どもたちも驚いていた。本当に怖かった」と振り返り、地域社会に衝撃が広がった。
玉城デニー知事が遺憾の意、再発防止を強く要求
沖縄県の玉城デニー知事は7日、この事態についてコメントを発表し、「重大事故につながりかねず、極めて遺憾だ」と述べた。さらに、「再発防止措置の徹底を強く求める」と強調し、米軍に対して安全対策の強化を求めた。この事件は、沖縄における米軍基地関連のリスクを改めて浮き彫りにする形となった。
予防着陸は、機体の安全を優先した措置とされるが、住民生活の近くで発生したことで、地域の不安を増幅させている。今後、米軍と地元自治体の間で、訓練の安全性向上に向けた協議が進められる見込みだ。



