フレックスジャパン、福島に衣類リメイク拠点を開設 持続可能な地域貢献と革新を推進
フレックスジャパン、福島に衣類リメイク拠点を開設

フレックスジャパン、福島に衣類リメイク拠点を開設 持続可能な地域貢献と革新を推進

シャツを中心に衣類の製造・販売を行うアパレルメーカー「フレックスジャパン」(本社:長野県千曲市)は、時代の変化に合わせた商品展開と確かな技術力で業界をリードしてきた。宮下靖常務(57歳)に、現状と今後の展望について聞いた。

創業以来の歩みと強み

フレックスジャパンは1940年に創業し、1953年からワイシャツ専門メーカーとして製造・販売を開始。現在ではメンズやレディースのシャツ、ジャケット、ベストなど幅広いアイテムを取り扱い、国内外に六つの生産拠点を持つ。自社工場で生産から商品管理、販売まで一貫して行うことで、高品質な商品を迅速に提供。年間販売数は400万枚に達し、主力商品のワイシャツ「ドレスシャツ」は上質な超長綿を使用したふっくらとした肌触りで長年愛されている。

宮下常務は語る:「長年の知識や企画力で皆様にお喜びいただける商品を提供していきます。一人ひとりの要望に応じたオーダーシャツの製作も行っており、注文から約2週間で完成可能です。」

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コロナ禍を契機とした新商品開発

2024年から販売を開始した速乾性の高いワイシャツ「スピーディードライ」(長袖、税込み6,490円)は、コロナ禍で自転車通勤などが増えた需要に対応。紡績メーカーと共同開発した特殊な生地により、スポーツウェアレベルの吸水性と速乾性を実現し、汗染みが目立たない設計となっている。同社では中価格帯のシャツで5万枚がヒットとされる中、この商品は初年度で3万枚、販売開始2年目で9万枚を売り上げ、好調な販売数を維持している。

環境配慮と地域貢献への取り組み

2023年、フレックスジャパンは福島県双葉町に衣料品のリメイクやリフォームを担う工房を開業。学生服や思い出の着物など、着る予定はないが捨てられない服をバッグやクッションカバーに生まれ変わらせ、持続可能なファッションを推進している。双葉町は東日本大震災や原発事故で甚大な被害を受けた地域であり、同社はものづくりを通じて地域の活性化に寄与することを目指す。

宮下常務は強調する:「弊社の工房が、新しく生まれ変わる双葉町の活性化にも貢献できるよう、取り組んでいます。」

今後の展望と戦略

コロナ禍を契機に、スーツやシャツに対する顧客ニーズが変化している中、フレックスジャパンは先人たちが築いた技術と伝統を守りつつ、時代に合った革新的な商品を展開していく方針。宮下常務は「時代に合わせた商品をこれからも提供し、持続可能な成長を目指します」と語り、国内外市場でのさらなる拡大を図る。

フレックスジャパンは資本金1億円、従業員240人(2026年1月末時点)で、百貨店や量販店、専門店などに販売網を広げている。宮下靖氏は1968年松本市生まれ、1992年に入社し、海外営業やマーケティングなど幅広い業務を経て2018年から常務を務める。

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