レアアース専用船建造を自民が提言へ、南鳥島沖の採掘促進
レアアース専用船建造を自民提言、南鳥島沖採掘促進

自民党は、東京都・南鳥島周辺の海底に存在するレアアース(希土類)の採掘を推進するため、専用の採掘船を建造するよう政府に求める方針を固めた。13日に党本部で開かれた海洋開発特別委員会において、提言案が大筋で取りまとめられ、近く政府に正式に提出される見通しだ。

専用船建造の背景

南鳥島沖のレアアースをめぐっては、今年2月に政府主導の研究チームが海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう」を活用し、水深約6000メートルの海底からレアアースを含むとみられる泥の引き揚げに成功した。しかし、「ちきゅう」は本来、海底の掘削調査など他の目的を主眼としており、レアアース採掘に特化した設備ではない。このため、提言ではレアアースの効率的な採掘に特化した専用船の建造を求める内容が盛り込まれた。

インフラ整備も視野に

提言には、専用船建造に加え、南鳥島の港湾や空港機能の拡充など、関連インフラの整備も含まれている。これにより、採掘作業の拠点としての機能強化を図る狙いがある。

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採算性と経済安全保障

南鳥島沖のレアアース開発については、現時点では採算性の見通しが確立しているわけではない。しかし、同党の滝波宏文委員長は「単なる経済性だけでなく、経済安全保障の観点からしっかり取り組む必要がある」と述べ、資源の安定確保に向けた戦略的な重要性を強調した。

この提言は、日本がレアアースの多くを輸入に依存している現状を踏まえ、国内での安定供給源を確保する狙いがある。特に、先端技術やハイテク産業に不可欠なレアアースの供給リスクを低減するため、政府の積極的な関与が求められている。

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