ビール大手4社は15日、4月のビール類の販売実績を発表した。市場全体の販売数量は各社の推計で前年同月比39%増となり、大幅な伸びを示した。これは、昨年4月に値上げが実施された後に消費者が買い控えを行った反動によるものとみられる。
メーカー別の販売実績
メーカー別では、金額ベースの販売実績を公表しているアサヒビールが前年同月比43%増、キリンビールが31%増となった。数量ベースで発表したサントリーは47%増、サッポロビールは39%増と、いずれも大幅な増加を記録した。
アサヒビールのシステム障害影響
アサヒビールは、サイバー攻撃によるシステム障害の影響を受けていたが、4月には全商品(一部終売商品を除く)の出荷が再開している。これにより、販売数量の回復が進んだとみられる。
今回の結果は、昨年の値上げによる一時的な需要減退が一巡し、通常の消費パターンに戻りつつあることを示している。各社は引き続き、消費者の需要動向を注視しながら販売戦略を展開する方針だ。



