成田空港、中東路線が前年比79%減 国際情勢悪化で欠航相次ぐ
成田空港、中東路線が79%減 国際情勢悪化で欠航相次ぐ (26.03.2026)

成田空港の中東路線、国際情勢悪化で大幅減少

成田国際空港会社(NAA)の藤井直樹社長は3月26日の定例記者会見において、成田空港と中東各国を結ぶ路線の3月発着回数が、21日までの速報値で前年同期比79%減少したことを明らかにしました。具体的な発着回数はわずか36回となり、国際情勢の悪化が航空路線に深刻な影響を与えている実態が浮き彫りとなりました。

中東情勢悪化が航空運航に直撃

NAAによりますと、この大幅な減少は中東地域の情勢悪化に伴い、複数の空港や空域が封鎖されたことが主な原因とされています。その結果、航空会社による欠航が相次ぎ、定期便の運航スケジュールに大きな混乱が生じました。成田空港には現在、中東地域から以下の3カ国4社の航空会社が定期便を運航しています。

  • アラブ首長国連邦(UAE)
  • カタール
  • イスラエル

これらの航空会社はいずれも地域の主要な航空会社であり、成田空港における国際路線ネットワークの重要な一角を担っていました。

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藤井社長「インバウンド全体では伸び」と分析

記者会見で藤井社長は、今後の情勢について「予見できない部分が多い」と慎重な見方を示しつつも、日本の出入国者全体への影響については楽観的な見解を述べました。社長は「インバウンド(訪日客)全体では伸びており、国際紛争による日本の出入国者への直接的な影響は限定的ではないか」と分析しています。

この発言は、中東路線の減少が一部の地域に限定された現象であり、日本の国際航空需要全体には強い底流があることを示唆するものです。しかしながら、特定路線における79%という急激な減少は、地政学的リスクが航空業界に与える影響の大きさを改めて認識させる結果となりました。

航空業界関係者からは、中東情勢の早期安定を求める声が上がっており、今後の動向が注目されています。成田空港を運営するNAAとしては、状況の推移を注視しながら、航空会社との連携を強化し、運航再開に向けた準備を進めていく方針です。

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