大和証券グループ本社は27日、オリックス銀行を買収すると正式に発表した。グループ傘下の大和ネクスト銀行がオリックス銀行の全株式を取得し、完全子会社化する。取得額は約3700億円を見込んでおり、株式取得は2026年10月までに完了する予定だ。将来的には両行の合併も想定しており、合併時期は現時点では未定としている。
統合の狙いと効果
今回の統合により、総資産が9兆円を超える大規模な銀行が誕生することになる。大和証券グループの顧客基盤を活用して獲得した資金を、オリックス銀行が強みとする融資や信託業務で運用し、収益の安定化を図るのが主な目的だ。両行の強みを融合させることで、企業価値の飛躍的な向上を目指す。
記者会見でのコメント
大和証券グループ本社の吉田光太郎最高財務責任者(CFO)は、東京都内で開かれた記者会見で、「強みの異なる両行の統合により、企業価値を飛躍的に向上させたい」と述べ、統合効果への期待を強調した。
今回の買収は、証券会社と銀行の連携を強化する動きの一環として注目される。大和証券グループは、オリックス銀行の融資ノウハウや信託業務を活用し、より幅広い金融サービスを提供できる体制を整える方針だ。
今後のスケジュール
株式取得は2026年10月までに完了する見込みで、その後、両行の合併に向けた具体的な協議が進められる。合併時期は未定だが、統合後の新銀行は、総資産9兆円超の規模となり、国内金融市場における存在感を高めることになる。



