大規模なリストラ費用を計上し、2年連続の巨額赤字となった日産自動車。同社は高コスト体質からの脱却と再成長を目指す「折り返し地点」にあると強調するが、肝心の新車販売は回復途上にある。特に地元の日本市場では、販売不振が深刻化している。
日本市場での苦戦
日産の国内販売台数は、ピーク時の約3分の1にまで減少した。イバン・エスピノーサ社長は13日の会見で、「多くのお客様が日産車の購入を控えているのは、『会社が破綻するかもしれない』『会社の将来はどうなるのか』という懸念からだ」と述べた。
2026年3月期の連結決算では、営業損益が580億円の黒字を確保。自動車事業でも、関税影響を除けば黒字化目標を前倒しで達成した。しかし、販売シェアは1割を切る水準にとどまっている。
リストラと再生への道
日産は工場削減や従業員のリストラを進めており、これらの費用が経営を圧迫している。北米や中国市場でも苦戦が続く中、日本市場での立て直しが急務となっている。
エスピノーサ社長は「魅力ある商品を投入し、お客様の信頼を取り戻す」と意気込む。新型車の投入やブランド力の強化を通じて、販売回復を目指す方針だ。
しかし、競合他社との競争は激化しており、日産の再生には時間がかかるとの見方も多い。今後の戦略が注目される。



