米航空大手ユナイテッド航空のスコット・カービー最高経営責任者(CEO)は27日、競合関係にあるアメリカン航空に対し、合併を打診していたことを明らかにした。しかし、アメリカン側が協議に応じず「門戸を閉ざした」として、合併構想を断念したと説明した。
合併構想の背景と理由
カービー氏は声明で、「合併が成功し承認されるためには、顧客にとって優れたものであり、同じ大胆なビジョンを共有するパートナーが必要だった」と指摘。アメリカン側が既に公式に否定したことを踏まえ、実現は不可能になったとした。
合併構想は、経営難に陥った企業同士の再編ではなく、規模の拡大により顧客体験を向上させ、国際競争力を高めることが狙いだったと強調。長距離国際便の座席数の約65%を外国の航空会社が占めている現状を挙げ、米航空会社の競争力強化の必要性も訴えた。
アメリカン航空の対応
ユナイテッドとアメリカンを巡っては、カービー氏がトランプ政権に合併構想を伝えたと報じられたのを受け、アメリカンが今月17日に「協議に参加しておらず関心もない」と否定。「競争と消費者にとってマイナス」との認識を示していた。



