バークシャーがNYタイムズ株を新規取得、バフェット氏最後の投資か
バークシャーがNYタイムズ株を新規取得、バフェット氏最後の投資 (18.02.2026)

バークシャー・ハサウェイがニューヨーク・タイムズ株を新規取得、市場に波紋

米国の著名投資家、ウォーレン・バフェット氏が会長を務める投資持株会社、バークシャー・ハサウェイが、2025年10月から12月期にかけて、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)の株式を新たに取得したことが明らかになりました。この動きは、昨年末に最高経営責任者(CEO)の座を退いたバフェット氏に関連して、特に注目を集めています。

バフェット氏の「最後の新規投資」とされる背景

米ブルームバーグ通信によれば、このNYタイムズ株の取得は、バフェット氏がCEOとして手掛けた「最後の新規投資」になったと報じられています。バフェット氏は長年にわたり、価値投資の手法で知られ、その投資判断は世界中の市場関係者から注目されてきました。今回の動きは、彼の引退後の投資戦略の変化を示唆する可能性もあり、金融界で話題を呼んでいます。

詳細は、17日に米証券取引委員会(SEC)に提出された資料から判明しました。それによると、バークシャー・ハサウェイはNYタイムズ株を約507万株取得し、昨年末時点での価値は約3億5170万ドル(日本円で約540億円)に上ります。この規模は、同社の投資ポートフォリオにおいて、新規参入として無視できない大きさと言えるでしょう。

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市場の反応と株価の動向

バークシャーによる取得が公表された翌日の18日、米ニューヨーク株式市場では、NYタイムズ株が一時2%近く上昇するなど、市場に好意的な反応が見られました。投資家の間では、バフェット氏の名声と投資手腕への信頼が、この株価上昇を後押ししたと分析されています。バークシャー・ハサウェイは過去にも同社の株式に関与したことがあり、今回の取得はその延長線上にあるとの見方もありますが、タイミングや規模から新たな戦略的意図が窺えます。

一方で、バークシャー・ハサウェイは同時期に、アマゾンの株式を77%減らしたことも報告されています。この対照的な動きは、同社がポートフォリオの再編成を進めていることを示しており、デジタルメディアや伝統的メディアへの投資姿勢の変化を反映している可能性があります。バフェット氏は従来、テクノロジー株への投資には慎重な姿勢を示してきましたが、今回のNYタイムズ取得は、メディア業界への信頼や成長期待を表していると解釈できます。

この投資は、バークシャー・ハサウェイの長期的な視点に基づくもので、短期的な市場変動に左右されない安定した資産形成を目指す姿勢を強調しています。バフェット氏の引退後も、同社の投資哲学が継承されていることを示す事例として、今後も注目されていくでしょう。

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