マツダは12日、自社開発の電気自動車(EV)の投入時期を当初予定していた2027年から約2年後ろ倒しし、2029年ごろにすると発表した。主要市場である米国でEV需要が冷え込んでいることを受け、投資計画も見直した。
EV投入時期の延期
自社開発のEVは、国内で生産し世界展開を予定している。市場動向を踏まえ、投入時期を29年ごろに遅らせる方針だ。マツダはこれまで、2027年をめどに自社開発EVを投入するとしていたが、需要減退を受けて計画を再検討した。
投資計画の見直し
電動化への投資について、マツダは2022年時点で2030年までに1.5兆円を想定していた。しかし、インフレによるコスト上昇を背景に2兆円規模まで膨らんでいた。12日の会見では、投資額を1.2兆円に抑えると明らかにした。電池などへの投資計画を見直したという。
一方、中国の合弁相手である長安汽車との協業は継続する。マツダは中国市場向けに共同開発したEV「マツダ6e」を投入しており、中国事業は別途進める。
市場環境の変化
米国ではEV需要の伸びが鈍化しており、マツダだけでなく多くの自動車メーカーがEV戦略の見直しを迫られている。マツダはハイブリッド車を含めた電動化を進める方針で、状況に応じて柔軟に対応するとしている。



