日産、SUV「ムラーノ」を米国から逆輸入 2027年初頭に日本で販売再開へ
日産、ムラーノを米国から逆輸入 2027年に日本発売 (17.03.2026)

日産自動車、米国生産のSUV「ムラーノ」を逆輸入で日本市場に再投入

日産自動車は3月17日、米国で製造しているスポーツ用多目的車(SUV)「ムラーノ」を日本に「逆輸入」し、2027年の初頭に国内販売を再開すると正式に発表しました。この動きは、日米間の関税交渉を契機として日本政府が米国生産車の輸入手続きを簡素化したことを受けたもので、左ハンドルの米国仕様をそのまま維持して販売される予定です。

約12年ぶりの国内復帰と市場戦略

ムラーノは2015年に日本での販売を終了しており、今回の再開は実に約12年ぶりの国内市場への復帰となります。車体サイズは、現在国内で販売されているSUV「エクストレイル」よりも一回り大きく、大型車需要が旺盛な米国を主な市場としてきた歴史があります。日産は、日本国内においても一定の需要が見込めると判断し、この逆輸入計画を推進することにしました。

生産拠点と価格設定について、ムラーノは米国テネシー州のスマーナ工場で生産されており、現地での販売価格は4万1670ドル(約660万円)からとなっています。日本での具体的な価格や販売台数については、今後詳細を詰めていく方針です。

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業界全体の動向と採算性への課題

この発表は、自動車業界において米国生産車の逆輸入を検討する動きが各社で広がっていることを示しています。しかし、採算性が大きな課題となっており、特に「価格をどう設定するか」が悩みの種です。輸入コストや関税、為替変動の影響を考慮しながら、日本市場で競争力のある価格帯を模索する必要があります。

背景には、日米関税交渉の進展により、国土交通省が米国生産車に対する追加検査を免除するなど、輸入手続きの簡素化が実現したことが挙げられます。これにより、従来よりもスムーズな輸入が可能となり、日産のような逆輸入プロジェクトが現実味を帯びてきました。

日産の今回の決断は、国内のSUV市場における商品群の拡充を図るとともに、グローバルな生産・販売戦略の一環として位置付けられます。2027年の発売に向けて、市場の反応や競合他社の動向が注目されるでしょう。

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