栃木県内に本拠を置く地方銀行2行、足利銀行と栃木銀行(ともに宇都宮市)の2026年3月期決算が発表された。両行とも増収増益を達成し、金利上昇を追い風に好調な業績を示した。
足利銀行の決算概要
足利銀行(単体)の経常収益(売上高に相当)は前期比27.5%増の1626億2200万円、純利益は同63.2%増の303億8100万円となった。同行と常陽銀行(水戸市)を含むめぶきフィナンシャルグループの連結純利益は同44.5%増の841億円で、2027年3月期予想は950億円を見込む。
栃木銀行の決算概要
栃木銀行(連結)の経常収益は同21.0%増の545億5100万円、純利益は82億8900万円で黒字転換した。前期に含み損を抱えていた債券を先行処理し、貸出金に資金を振り向けたことが奏功した。2027年3月期予想は経常収益608億円、純利益90億円とする。
今後の見通しと課題
中東情勢や物価高騰への懸念が高まる中、栃木銀行の仲田裕之頭取は「中小企業に寄り添った課題解決の重要性が強まると予想される。資金繰りなどの支援に万全を期したい」と述べた。両行とも、地域経済の下支えと収益基盤の強化が今後の課題となる。



