米国住宅市場、12月着工件数が6.2%増加で市場予想を上回る
米商務省が18日に発表した2025年12月の住宅着工件数(速報、季節調整済み)は、年率換算で前月より6.2%増加し、140万4千戸に達したことが明らかになった。この数値は、市場が予想していた130万9千戸程度を大きく上回る結果となった。
2カ月連続のプラス成長、詳細な内訳
同時に公表された2025年11月分のデータも前月から増加しており、2カ月連続でプラス成長を記録した。12月の着工件数を詳細に見ると、主力である一戸建て住宅は4.1%増の98万1千戸、集合住宅は10.1%増と、いずれも堅調な伸びを示している。
ただし、前年同月比では全体の着工件数が7.3%減少しており、依然として前年水準には及んでいない状況が浮き彫りになっている。
地域別の動向と建設許可件数の増加
地域別の動向を分析すると、最大市場である南部では前月比2.8%減と減少した一方で、他の地域では増加傾向が顕著だった。
- 西部:37.4%増
- 北東部:5.6%増
- 中西部:2.3%増
さらに、着工件数の先行指標となる建設許可件数は、4.3%増の144万8千戸と市場予想を上回った。この数値は前年同月比では2.2%減となっているが、短期的な回復の兆しを示している。
経済指標公表の混乱と今後の見通し
昨年に発生した米政府機関の一部閉鎖の影響により、経済指標の公表が遅れるなど混乱が続いている状況だ。それにもかかわらず、今回のデータは住宅市場における回復の手応えを感じさせる内容となった。
専門家の間では、今後の金利動向や経済政策が住宅需要に与える影響が注目されており、今後の動向が注視される。市場関係者は、このプラス成長が持続するかどうかを慎重に見極めている。



