ライフネット生命保険は4月30日、日本航空(JAL)と資本業務提携を結んだと正式に発表した。この提携により、主要株主であるauフィナンシャルホールディングス(HD)が保有する全株式の18.32%相当を、JALが294億円で取得することになる。
提携の背景と目的
ライフネット生命はインターネット専業の生命保険会社として、これまでにauフィナンシャルHDの親会社であるKDDIや三井住友カードとの提携を進めてきた。それぞれの企業が持つ「経済圏」を活用した販売戦略に注力してきた実績がある。今回のJALとの提携は、その流れをさらに発展させるものと位置づけられている。
マイル活用の新保険商品
今回の提携では、JALのマイレージプログラムを活用した保険商品の開発が視野に入れられている。具体的には、保険料の支払いにマイルを利用できる仕組みや、契約者にマイルを付与するタイプの商品などが検討されている模様だ。これにより、両社の顧客基盤を相互に活用し、新たな需要を創出することが期待される。
ライフネット生命は、これまでのKDDIや三井住友カードとの提携で培ったノウハウを活かし、JALとの協業を通じてさらなる成長を目指す。JALにとっても、保険事業への参入により、顧客との接点を拡大し、収益源の多様化を図る狙いがある。
なお、本提携は両社の取締役会で承認されており、今後の詳細な商品開発や販売開始時期については、改めて発表される予定である。



