JR東海は12日、愛知県春日井市で、在来線特急「しなの」向けの新型車両「385系」の量産先行車を報道陣に初めて公開しました。13日から走行試験を開始し、量産車は2029年度ごろの営業運転開始を目指します。
振り子式車両の進化
「しなの」はこれまでもカーブで車体を傾けて快適性を高める振り子式車両を採用してきましたが、新型385系ではカーブの検知精度が向上。よりスムーズな走行が期待されます。
乗客の利便性向上
全席のひじかけにコンセントを設置し、スマートフォンやノートパソコンの充電が可能に。また、全車両のデッキにはスーツケースを置ける荷物スペースを配置し、1両当たりのスペースは現行車両の約1.6倍に拡大しました。
グリーン車の新シート
グリーン車には、背もたれが前にスライドしながら倒れるバックシェルシートを採用。ひじかけのボタンでリクライニング角度の調整や座席ヒーターのオンオフを操作できます。
東海鉄道事業本部の清水吾郎車両部長は記者団に対し、「中央本線の柱となる車両であり、走行試験を着実に進めていく」と述べました。



