日産追浜工場従業員、地域企業が受け入れへ
日産自動車が2027年度末までに神奈川県横須賀市の追浜工場での車両生産を終了する計画を発表したことを受け、同県内に拠点を置くいすゞ自動車やIHIなどが工場従業員の受け入れに前向きな姿勢を示していることが、13日に関係者への取材で明らかになった。日産は生産機能を福岡県苅田町の日産自動車九州に移管する予定だが、転籍が難しい従業員の受け皿を地元企業に求めている。
約2400人の従業員の行方
追浜工場では現在約2400人が勤務している。家庭の事情などにより近隣での再就職を希望する従業員が一定数存在するため、日産はこれまでに求人情報を提供している。一方、生産移管先の苅田町の工場では約1000人の増員が必要とされており、日産は希望者にはそちらへの転籍を促す方針だ。
業績悪化に伴う合理化
日産は世界的な販売不振により業績が悪化しており、国内の主力工場である追浜工場を含む国内外7工場の閉鎖や、従業員2万人の削減を柱とする大規模な合理化計画を進めている。今回の従業員受け入れは、地元自治体や企業の協力を得て雇用の維持を図る取り組みの一環とみられる。
いすゞ自動車は藤沢工場など神奈川県内に複数の拠点を持ち、IHIも同県内に生産施設を有している。両社とも地元経済への影響を考慮し、積極的に人材を受け入れる意向を示しているという。



