コメ余り解消へ新潟市がゴミ袋原料に活用、減反政策の矛盾浮き彫り
コメ余り解消へ新潟市がゴミ袋原料に活用、減反政策の矛盾

連載「減反は何をもたらしたのか」の第4回。新潟市が2024年4月に導入した指定ゴミ袋は、市内で収穫されたコメを原料の約10%に使用している。この取り組みは、二酸化炭素排出量の削減と米余りの解消という一石二鳥を狙ったものだ。黄色い袋の取っ手には稲穂がプリントされ、説明文の余白には米粒のイラストが描かれている。嗅ぐと、うっすらとせんべいのような焦げた香りが漂う。

コメを原料としたゴミ袋の背景

新型コロナウイルス禍によるコメ需要の急減で、在庫が山積みになっていた時期に、市はゴミ袋の導入を検討した。農林水産省は主食用米の生産を過去最大規模で抑制するよう呼びかけていた。市循環社会推進課の近史明主査は、「市にとって非常に大事なコメ産業を未来に残すため、主食以外の活用を考えた」と説明する。

経済原理を欠いた減反政策

コメを混ぜた分だけ石油由来のポリエチレンの使用量が減り、燃やした際のCO2排出量を削減できる。通常の袋よりコストは約1.6倍高いが、市は年度内にコメの混合比率を現在の10%から25%に引き上げる予定だ。しかし、この取り組みの背景には、長年にわたる減反政策の矛盾がある。減反は経済原理を欠き、農家に等しく痛みをもたらしてきた。

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日本列島が「令和の米騒動」と呼ばれる米不足に見舞われた2024年、新潟市はコメを使ったゴミ袋を導入した。この袋は、CO2排出量削減と米余り解消の両方を狙ったものだが、減反政策の歪みを象徴している。

ゴミ袋の製造と今後の展望

ゴミ袋用の工業用米の生産は、通常の食用米とは異なる品種や栽培方法が用いられる。市は今後、コメの活用方法をさらに拡大し、コメ産業の持続可能性を高める方針だ。しかし、減反政策が農家に与えた影響は大きく、根本的な改革が必要とされている。

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