IEA、石油在庫「記録的減少」に警鐘 価格急騰の恐れ
IEA、石油在庫「記録的減少」に警鐘 価格急騰恐れ

石油在庫「記録的ペースで減少」、IEAが価格高騰を警告

国際エネルギー機関(IEA)は13日に公表した石油市場に関する月次報告書の中で、中東情勢の悪化に伴い、世界の石油在庫が「記録的なペースで減少している」と指摘し、この状況が「今後の価格急騰の前触れになる可能性がある」と警告した。

報告書によると、世界の石油在庫は4月に79億バレルとなり、過去2カ月間で約2億5千万バレル減少した。この急激な減少の背景には、輸送の要衝であるホルムズ海峡の事実上の封鎖が続いていることや、日本を含むIEA加盟国が備蓄を放出していることなどが影響しているという。

IEAは、こうした在庫減少が続けば、市場の需給バランスがさらに逼迫し、原油価格が急騰するリスクがあると分析している。特に、中東地域の地政学的リスクが長期化すれば、供給不安が一段と強まる可能性が高いと警告している。

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在庫減少の背景と影響

ホルムズ海峡は世界の石油輸送の約3分の1が通過する重要な航路だが、近年の地域紛争により事実上の封鎖状態が続いている。これにより、輸送コストの上昇や供給遅延が発生し、世界的な石油供給に影響を及ぼしている。

また、IEA加盟国は緊急時の備蓄放出を行っているが、これも在庫減少の一因となっている。日本もその一員として、これまでに複数回の備蓄放出を実施してきた。

専門家は、このまま在庫減少が続けば、石油市場は歴史的な高騰局面を迎える可能性があると指摘する。特に、新興国の需要増加や産油国の生産能力不足が重なり、長期的な価格上昇圧力が懸念されている。

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