愛知・西尾市「燃えるごみ」を「がんばって分別したけど燃やすしかないごみ」に名称変更
西尾市「燃えるごみ」を新名称に変更

愛知県西尾市は2026年4月から、家庭から排出されるごみのうち「燃えるごみ」の名称を「がんばって分別したけど 燃やすしかないごみ」に変更した。可燃ごみに含まれる「雑がみ」などの分別を促進し、資源として再利用するとともに、市内のごみ総量削減につなげる狙いがある。

新名称の背景と狙い

市指定ごみ袋の印字も変更予定で、2026年7月ごろから流通するごみ袋が新たな表記に切り替わる。市ごみ減量課の久田浩隆さんは「ごみ減量には住民の意識や関心を高めることが重要。インパクトがあり、思わず笑ってしまうような名称を考えた」と説明する。

ワースト記録からの脱却

西尾市では、市民1人当たりの1日あたり家庭ごみ排出量が、県内38市の中で最も多い「ワースト」を2014~2022年度の9年連続で記録していた。市は包装紙やコピー用紙など、汚れた紙と紙おむつ以外の紙類を「雑がみ」として、新聞や段ボールと同様に資源物として回収するよう啓発に注力。市内各所での資源回収や、市役所など4カ所の常設資源ステーションの活用を呼びかけた。

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その結果、2023年度にワーストを脱し、4番目に多いワースト4位となった。2024年度には、市民1人1日あたりの家庭ごみ排出量が前年度比23グラム減の533グラムとなり、最も多かった2020年度から約2割減少。市別の順位もワースト6位に改善した。

名称変更の経緯

さらなるごみ減量に向け、「燃えるごみ」の名称を変更することを決定。手本としたのは、徳島市が先行して導入した「分別頑張ったんやけど、燃やすしかないごみ」という名称だ。県内でも小牧市が2025年4月から「燃やすしかないごみ」に変更している。

プラスチック資源の名称変更も

西尾市は同時に、「プラスチック製容器包装」を「プラスチック資源」に改称。これまで分別対象だった食品トレーやプラスチック包装に加え、ハンガーやバケツなど「100%プラスチック素材で作られた製品」を資源物として回収する運用に変更したことに伴い、呼び名を変えた。

回収した雑がみやプラスチック製品は、トイレットペーパーや工業用パレットなどに再利用される。久田さんは「ごみではなく資源。分別することで再利用できることをアピールしたい」と語る。

多言語対応と今後の課題

市指定ごみ袋には外国人住民向けにポルトガル語、英語、ベトナム語、中国語が併記されており、2026年夏からはインドネシア語、フィリピノ語も追加される。ただし、印字スペースの制約から、新名称「がんばって~」は使わず、従来の「燃えるごみ」を各国言語で表記する。

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