高浜原発3号機が7日から定期検査へ 蒸気発生器交換で約8カ月間停止
関西電力は4月3日、高浜原子力発電所3号機(福井県高浜町)の定期検査を4月7日から実施すると正式に発表しました。この検査は約8カ月間にわたる予定で、運転開始以来初となる大規模な蒸気発生器の交換作業が行われることが特徴です。
運転再開は12月上旬を予定 原子炉起動は11月から
同社によれば、定期検査の工程は以下の通りです。
- 4月7日から定期検査を開始
- 11月上旬に原子炉を起動
- 12月上旬に営業運転を再開予定
検査期間が通常より長く設定されている背景には、蒸気発生器3台の全面交換という大がかりな作業が必要なことが挙げられます。この蒸気発生器は、原子炉で発生した熱を蒸気に変換する重要な設備であり、1985年の運転開始以来、初めての交換となります。
燃料集合体の一部交換も実施 安全性向上を図る
今回の定期検査では、設備の更新に加えて燃料集合体の交換も実施されます。全157体の燃料集合体のうち、65体が新しいものに取り換えられる予定です。これにより、発電効率の維持と安全性のさらなる向上が期待されています。
関西電力は、検査期間中も安定した電力供給に支障がないよう、他の発電所の稼働調整などを通じて対応していく方針です。また、定期検査に先立ち、先月27日には神戸市の三菱重工業で新しい蒸気発生器が報道陣に公開されるなど、作業の透明性にも配慮がなされています。
高浜原発3号機は、福井県内に立地する原子力発電所の一つとして、地域の電力供給を支える重要な役割を担っています。今回の大規模な定期検査は、設備の長期的な健全性を確保するとともに、より安全な運転を目指す取り組みとして位置づけられています。



