東京・世帯主のおこづかい、1年3カ月ぶりに増加 都調査で前年比30%増
東京・世帯主おこづかい1年3カ月ぶり増 都調査

東京都が4月末に公表した経済統計調査「都民のくらしむき(2月分)」によると、全世帯の支出に占める「世帯主こづかい」の項目が、前年同期比30.1%増の3789円となりました。前年同期比でプラスに転じるのは実に1年3カ月ぶりです。

長引くマイナスからの転換

この間、「他のこづかい」を合わせた上位項目である「こづかい」ではプラスの月でも、世帯主こづかいだけはマイナスとなるケースが続いていました。家計を支える人たちの厳しい懐事情が数字に表れていました。

マイナスが続く中での突然の大幅アップについて、都社会統計課の担当者は「データを取りまとめるまでがわれわれの仕事で、数字の分析はしていない」と話しています。

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春闘成果が家庭内交渉に影響か

似たような結果は、明治安田生命が行っている別の調査「家計に関するアンケート」でも確認できます。同調査は今年3月、インターネットを通じて実施されました。「夫のおこづかい(1カ月あたり)」を尋ねたところ、前年比3764円(11.4%)増の3万6835円となりました。

その理由については「収入が増えたから」が58.2%で最多、「物価高の影響」が29.9%と続きました。

明治安田総合研究所の前田和孝氏は、2026年春闘の平均賃上げ率が5%台と好調だったことを背景に、家庭内交渉で夫らが勝ち取った成果だと指摘。「これまでランチ代を節約したり、飲み会を我慢したりすることも多かったかもしれませんが、賃上げの恩恵がようやく夫の財布まで波及してきた」と分析しています。

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