カテゴリー : 科学
「2050年の天気予報」改定版、43度の酷暑と外出自粛令
気候変動対策に積極的な企業でつくるJCLPなどが「2050年の天気予報」を12年ぶりに改定。現在のペースでCO2を出し続けた場合、2050年8月8日に群馬県伊勢崎市で最高気温43度となり、外出自粛令が発令されるという。
腸内細菌の多様性、3日で20%増?「再野生化」とは
ロンドン大学の研究で、食生活を変えるだけで腸内細菌の多様性が3日間で20%増加したことが報告された。現代人が「再野生化」を目指す重要性を、書籍『新版 最高の体調』から紹介する。
認知症患者への「ユマニチュード」ケア普及進む
認知症患者を否定せずにケアする「ユマニチュード」が普及している。2026年8月4日現在、全国の介護現場で導入が進み、患者の尊厳を守るケアとして注目されている。
種子島宇宙センターで7日に予定のH3ロケット9号機、打ち上げ延期をJAXA発表
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日、鹿児島県の種子島宇宙センターで7日に予定していた主力ロケット「H3」9号機の打ち上げを延期すると発表した。台風13号の影響で天候不順が予想されるためで、新たな日程は未定としている。9号機には、内閣府の測位衛星「みちびき」7号機が搭載される予定だ。
東京都は3日、多摩動物公園のライオン3頭が暑さの影響で相次ぎ死亡、展示とライオンバスを当面中止
東京都は3日、多摩動物公園で飼育しているライオン16頭のうち3頭が7月28日~8月2日に相次いで死亡したと発表した。7月18日に2頭が食欲不振となり、その後10頭に症状が拡大。亡くなった3頭は解剖の結果、暑さの影響とみられる脱水や多臓器不全が確認された。園は当面、ライオンの展示とライオンバスの運行を中止する。
「日本人はやっぱり内向き化してた?」2010~21年のデータで外向性が男女とも低下傾向 青山学院大が分析
青山学院大学の研究グループが2010~21年の性格特性調査を分析したところ、活動的で社交的な「外向性」が男女とも年々低下していることが確認された。欧米や中国では上昇の報告があり、日本だけ国際的に特異な可能性も指摘される。コロナ前の2019年までのデータでも同じ傾向で、研究成果は専門誌に掲載された。
はやぶさ2、小惑星トリフネのフライバイで世界最接近を達成 中心から約744m・誤差約120m
JAXAは、小惑星探査機「はやぶさ2」による小惑星「トリフネ」のフライバイ探査の成果を発表。最接近時の距離は中心から約744mで、フライバイ探査として世界で最も小惑星に近づいた。目標からの誤差は約120mと極めて高精度だったことも明らかになった。また、レーザー高度計LIDARによる測距にも世界で初めて成功した。
胃がん・食道がん手術後、1年半で約8割が仕事復帰 京都大など調査
胃がんや食道がんと診断された時点で就労しており、根治を目的とした手術を受けた患者の約8割が、手術から1年半後に仕事へ復帰していたことが、京都大などの研究グループの調査で明らかになった。近畿圏の9医療機関で37~84歳の男女158人を対象に手術後の就労状況を分析。患者の復職や就労継続の支援に役立つ成果としている。
「クリーン水素」を生む人工光合成、信州大特別栄誉教授・堂免一成氏を読売新聞「先端人」が2026年8月3日に紹介
読売新聞オンラインの連載「先端人」は2026年8月3日、人工光合成による「クリーン水素」の研究に取り組む信州大学特別栄誉教授・堂免一成氏を紹介した。記事は「読者会員」限定で、読売新聞購読者は無料で「読者会員」「読者会員(家族)」に登録すると、全文閲覧のほか朝刊紙面(紙面ビューアー)や読者限定サービスも利用できる。
「人工細胞」による生命再現への挑戦、自己複製や分裂に一部成功、今後は環境適応や進化の再現が焦点に
生命の再現を目指す「人工細胞」の研究で、自己複製や分裂に一部成功する成果が得られた。人工的に細胞を構築する試みは、生命の起源解明や再生医療への応用につながると期待されている。この成果は、細胞の基本機能を人工系で再現する研究の一里塚となる。一方で、完全な生命の再現にはまだ課題が多く、今後の研究の進展が注目される。
iPS細胞作製から20年、読売新聞「スキャナー」が医療の産業化を特集 収益の研究再投資と競争力強化が課題に
読売新聞オンラインは2026年8月3日午前5時、連載「スキャナー」でiPS細胞の作製から20年を機にした特集記事を公開。iPS医療は産業化がカギとなり、収益を研究へ再投資する好循環を生み、世界市場での競争力を強化することが課題としている。記事は「読者会員」と「読者会員(家族)」限定。
韓国で観測史上最高となる42.5度を記録 梁山市では5日連続で40度超、大邱や釜山でも30度台後半の暑さ
韓国気象庁によると、8月2日に南東部の梁山市で気温42.5度を観測し、観測史上最高を記録した。韓国では5日連続で40度を超え、20以上の地域で熱波に対する緊急警報が発令された。大邱や釜山でも30度台後半まで上昇し、最高気温33度超の日数は1970年代の8日から過去5年間で19日に増加している。
沖縄美ら海水族館が世界で初めてアカマンボウの人工授精・人工ふ化に成功したと発表、全長7ミリの仔魚を展示
沖縄美ら海水族館は世界初のアカマンボウ人工授精・人工ふ化成功を発表。外洋に生息し生態の多くが謎の大型魚で、沖縄近海で漁獲された成熟個体から卵と精子を採取した。ふ化した全長約7ミリの仔魚は1階「深海探検の部屋」で展示中。透明で細長い体と2本の長い腹鰭が特徴で、発生過程の基礎データも取得した。
奈良時代の郡役所中心施設「郡庁院」が南相馬市の泉官衙遺跡に復元完成
南相馬市原町区の国指定史跡・泉官衙遺跡で、奈良時代の郡役所の中心施設「郡庁院」の復元建物が完成し、一般公開が始まった。発掘成果に基づき南殿と掘立柱塀を再現し、県内初の同時代建造物復元となった。一般公開初日の1日は、夏休み中の多くの親子連れら約100人が訪れ、市教委職員の解説に耳を傾けた。
中国・上海の大学病院の遺伝子治療で6歳女児死亡 米科学誌サイエンスが報道、大学が調査開始
米科学誌サイエンスは、中国・上海の大学病院で安全性の検討が不十分なまま遺伝子治療が行われ、6歳の女児が死亡したと報じた。大学側は特別作業部会を設けて全面的な調査を開始。研究チームが女児の死亡を伏せて論文を発表したほか、倫理委員会への情報非開示や両親への説明不足など複数の問題点が指摘されている。
中国・上海の病院でゲノム編集治療の6歳女児死亡 サルでは肝障害報告も論文は死亡を伏せる、米科学誌サイエンスが報道
中国・上海交通大学の病院で遺伝子治療を受けた6歳女児が死亡した。科学誌サイエンスなどが報道。女児はCHD3遺伝子の変異による希少疾患で、患者は世界で約250人。研究チームは死亡を伏せて論文を発表し、サルでは肝障害が報告されていた。中国では米報道を受けて調査が始まった。安全性をめぐり複数の問題点が指摘されている。
世界が注目する個別化医療の遺伝子治療で中国の6歳女児死亡、安全性チェック機能の重要性浮上
上海交通大学の病院で実施された遺伝子治療で超希少疾患の6歳女児が死亡したと米科学誌サイエンスなどが報じた。超希少疾患は薬の開発が難しく、根本的な治療も難しい。患者1人に合わせて設計する個別化医療はゲノム編集への期待が大きいが、安全性を客観的に評価するチェック機能や費用負担が課題になっている。
約4500人を10年間追跡 発酵食品をよく食べる人ほど心疾患や糖尿病になりにくく、早期死亡率も低いという研究結果
「腸活」に良いとされる納豆やヨーグルト、キムチなどの発酵食品。よく食べる人ほど心疾患や糖尿病になりにくく、早期死亡率も低いことが、約4500人を10年間追跡した研究で示された。腸内環境だけでなく脳機能への良い影響も、ロンドン大学やカリフォルニア大学の研究で報告され、注目されている。
エボラ感染者3605人、コンゴで過去最大の流行に
WHOは1日、コンゴのエボラ出血熱の感染者が3605人となり、同国で過去最大の流行になったと明らかにした。死者は1587人で、致死率は約44%。直近の1週間では週当たり最多の感染者・死者を記録した。
英国の研究家ルイスの名を冠した体長4ミリのルイスツブゲンゴロウ 泳ぎも飛びも達者な肉食ハンター、滋賀県で絶滅のおそれ
江戸末期から明治にかけて日本で多くの昆虫を採集した英国の研究家ジョージ・ルイスの名を冠したゲンゴロウがいる。体長約4ミリのルイスツブゲンゴロウは水中を泳ぎ、夜は別の水辺へ飛ぶ肉食のハンター。黄色と黒の緻密な斑紋を持つ美しい種で、滋賀県では絶滅のおそれが増大している種に指定されている。
津市の企画展「ミニチュア考古博物館」で鶏形埴輪2点とミニチュア11点を展示、入場無料で8月31日まで
夏休みの自由研究に役立ててもらおうと、津市埋蔵文化財センターで企画展「ミニチュア考古博物館~埴輪編~」が開催中だ。稲葉5号墳から出土した鶏形埴輪2点と、県内各地で出土した人物や動物の埴輪ミニチュア11点を展示。鶏は時を告げる象徴で、死者の再生を願って置かれたとされる。8月31日まで、入場無料。
キトラ古墳の国宝壁画「白虎」の一般公開が始まる 世界遺産登録後初、奈良・明日香村で30日まで
奈良県明日香村のキトラ古墳にある国宝壁画「白虎」の一般公開が1日、「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」で始まった。世界文化遺産「飛鳥・藤原の宮都」の登録後初めての極彩色壁画公開で、1回約15人ずつ約10分、ガラス越しに見学できる。無料で30日まで。事前申し込みが必要だが、空きがあれば現地でも受け付ける。
タンチョウが大阪府南部の大津川で確認 中国やロシアから迷い込みか
国の特別天然記念物で北海道に生息するタンチョウが7月中旬以降、大阪府忠岡町と泉大津市の境を流れる大津川で確認された。生後3年ほどで体長1.4メートル。カニや昆虫をついばむ姿が見られ、カメラを手にした愛鳥家が連日訪れている。専門家は中国やロシア付近から迷い込んだ可能性を指摘している。
ノーベル化学賞受賞の吉野彰さん、東大で中高生に「徹底的に自分を苦しめて乗り越える経験を」
ノーベル化学賞受賞の吉野彰さんが東京大本郷キャンパスで「未来をつくる科学者たち」と題した中高生向け講演を行い、約300人が耳を傾けた。リチウムイオン電池開発の試行錯誤を紹介し、「独創的な発想と基本的な技術の理解が重要」と指摘。2050年の自動運転一般化を予測し、複数の専門分野を極めるよう助言した。
三菱電機、Array Labsに1,000万ドル出資し安全保障向けAMTI事業で協業
三菱電機は、安全保障用途を中心とした情報提供サービスの事業化に向け、人工衛星や衛星搭載レーダーを開発する米Array Labsと協業すると発表。1,000万ドル(約16億円)を出資し、宇宙ベースの空中移動目標表示(AMTI)技術などを活用して空中移動目標の位置情報サービスをめざす。
深海調査で日本初記録の深海魚シダアンコウ科、東海大が「シズクアンコウ」と命名 日本近海の分布を世界で初確認
東海大は7月28日、種子島沖と駿河湾の深海調査で採集した魚類が、日本初記録となるシダアンコウ科「Rhynchactis macrothrix」と確認し、標準和名「シズクアンコウ」を提唱した。魚は2022年と2023年に調査研修船「望星丸」で採集された。同種は世界で10個体しか知られない希少種で、日本近海の分布が初めて明らかになった。
ブルガリアのドナウ川で干ばつと熱波の影響により水位が低下し、川底から絶滅したケナガマンモスの骨が発見された
ブルガリアのドナウ川で、干ばつと熱波による水位低下で川底からマンモスの骨が見つかった。地域歴史博物館の館長が30日、AFPに明らかにした。氷河期に生息したケナガマンモスの可能性が高く、若い個体のものとみられる。専門家はこれまでに下顎骨、牙の一部、肩甲骨の一部、関節頭のついた大腿骨を確認した。