中部徳洲会病院(沖縄県)は、人工知能(AI)を活用して腰椎椎間板ヘルニアの重症度を自動判定するシステムを開発したと発表した。MRI画像を解析し、神経の圧迫具合を数値化することで、手術の必要性を客観的に評価できる。
開発の背景
腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板の一部が飛び出して神経を圧迫し、腰痛や脚のしびれを引き起こす疾患。重症度の判断は医師の経験に依存することが多く、診断のばらつきが課題となっていた。
システムの仕組み
今回開発されたシステムは、深層学習を用いてMRI画像から椎間板と神経の位置関係を自動抽出。圧迫の度合いを0から100のスコアで表示し、手術適応の目安となる60点以上を自動判定する。従来の診断と比較して、精度は約95%と高い。
- 解析時間は1症例あたり約30秒
- 医師の負担軽減と診断の標準化に貢献
- 遠隔医療への応用も期待
今後の展望
同院は、2025年度中の実用化を目指し、臨床研究を進める。他の脊椎疾患への応用も視野に入れている。



