フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~、関東ローカル)で12日に放送された「酒と涙と女たちの歌4~塙山キャバレー 存続の危機~後編」について、視聴データ分析会社REVISIOの調査により、放送中にテレビ画面に視線を向けていた人の割合「注目度」が高いシーンが明らかになった。
立ち退き危機とママたちの会議
茨城県日立市の国道沿いに12軒の小さなトタン張りの店が並ぶ「塙山キャバレー」。ママたちと常連客の間で、店舗の契約を巡り2028年3月末での「立ち退き」の噂が広がっていた。大好きなこの場所で店を続けられるのか、ママたち全員が集まり本音をぶつけ合う。「できれば続けたい」と願う声が上がる一方、若手の店主からは「このシステムの飲食店が、5年後に残っているとは思えない」という意見も飛び出した。
塙山キャバレーが消えることは、この場所を心のよりどころにしてきた客たちにとっても、大切な居場所を失うことだ。常連客が姿を見せなくなると、ママは何度も電話を掛け、自宅まで様子を見に行く。孤独な客の暮らしにまで目を配る、もう一つの家族のような場所だった。
注目度の高いシーン
REVISIOの調査によると、注目度は14時21分に70.6%まで上昇。立ち退き問題についてママたちが集結して会議を行うシーンだ。タバコを吸いながら話し合う“昭和スタイル”の会議に、X(Twitter)では「会議室モクモク」「喫煙しながら会議って今観るとかなり衝撃的」という声も見られた。
この高い数値をキープしたまま同24分には70.8%に上昇。「ふじ」の店で客を交えて立ち退き問題について話す場面で、ママが「大家さんはすごくいい人ですよ」と強調した。Xでは「安直に大家さんを悪者にしない。仁義だよなあ。かっこいいなあ~」「義理人情をわかってるママと大家さんだ」と、その関係性にコメントが寄せられた。
最高注目度74.2%を記録した父娘の涙の和解
そして14時29分にこの回最高値となる74.2%を記録。10年もの間、ほとんど口を利いてないという父娘が、涙ながらに語り合う場面だ。思春期によくあるいさかいをきっかけに会話をしなくなっていたが、父が山で大ケガをしたことをきっかけに「いつ死んでもおかしくない。死んじゃったら絶対後悔する…」と思って塙山キャバレーに誘い出した娘。わだかまりが解けた2人が共に涙する姿に、「あかん、泣かされる」といった反響があった。
年末の店には、初めて塙山キャバレーを訪れる父と娘の姿があった。10年もの間、ほとんど口を利いてないという2人。娘は父と向き合うため、この場所へ連れてきたという。酒を酌み交わし、涙ながらに本音を語り合う父と娘。その姿に、居合わせた常連客も胸を打たれる。塙山キャバレーでは、誰かの人生がふいに交わり、ほどけていく。
存続をかけた交渉と今後の放送
そして、いよいよ迎えた交渉の日。ママたちが望むのは、ただ一つ。できる限り「塙山キャバレー」を存続すること。人生を懸けて守ってきた店を、残すことはできるのか。この放送回は、TVer・FODで見逃し配信中。次回は「就職先はさる軍団3 怒られない時代に芸を磨くということ 前編」が19日に放送される。
REVISIOは、独自開発した人体認識センサー搭載の調査機器を一般家庭のテレビに設置し、「テレビの前にいる人は誰で、その人が画面をきちんと見ているか」がわかる視聴データを取得。広告主・広告会社・放送局など国内累計200社以上のクライアントに視聴分析サービスを提供している。本記事で使用した指標「注目度」は、テレビの前にいる人のうち、画面に視線を向けていた人の割合を表したもので、シーンにくぎづけになっている度合いを示す。



