JR西日本と立命館大学は31日、大阪環状線・JRゆめ咲線(桜島線)で運行している323系「JR WEST Parade Train」において、立命館大学映像学部の学生が制作した映像作品を9月1日から放映すると発表した。大阪・関西万博のレガシーとして運行を続ける同列車を、学生クリエイターの発表の舞台として活用する。
万博レガシー車両での取り組み
「JR WEST Parade Train」は2025年4月、大阪・関西万博へのアクセスルートで来場者を迎える列車として運行を開始。万博終了後もレガシー車両として運行を続け、車内空間を活用した企業などとの連携に取り組んでいる。
今回の取り組みは、JR西日本と立命館大学が2019年に締結した連携・協力協定に基づく共創プロジェクトの一環で実施。立命館大学映像学部の学生42人が3チームに分かれ、約4カ月かけて作品を制作した。実写映像、2Dアニメーション、3DCG、ビジュアルアートなど複数の表現手法を組み合わせた映像を展開する。映像は「JR WEST Parade Train」の桜島駅方面先頭車両に設置した車内ディスプレイで放映される。
学生チームによる作品内容
チームAは「夢」をテーマに、主人公が小学生から大学生、社会人へと成長していく過程を描いた。思い出や夢を表したシャボン玉の中を主人公が進み、後半では大阪の夜景にモーショングラフィックスを重ねるなど、実写・3DCG・2Dイラストを融合した映像としている。
チームBは「乗客の心を丸くする」をテーマに、大阪らしい「たこ焼き」をモチーフに採用。ゲーム内でのバトルや、船に乗ったたこ焼きが次々と登場する大阪の名物に出会う様子など、「クスッと笑える癒しの映像」をめざした。
研究室チームの作品
斎藤大幹研究室は、工場の街から観光の街へと変化してきたJRゆめ咲線の歴史に着想を得て、「工程(プロセス)」をテーマに制作。たこ焼きをモチーフとして、機械や人の動きが規則的に連鎖する工場のリズムを表現した。「JR WEST Parade Train」のブルーとピンクを基調に、沿線の伝統的な渡し船をイメージした「たこ焼き舟」も登場する。



