日本テレビ系バラエティ番組『有吉の壁』(毎週水曜19:00~)が、15日の放送で9月いっぱいをもってレギュラー放送を終了することを発表した。番組プロデューサーの横澤俊之氏は自身のX(旧Twitter)で「改編の壁、越えられませんでした」と謝罪し、レギュラー終了を告げられた日から涙が止まらなかったと悔しさを吐露した。
番組冒頭で有吉弘行が「一度終わって特番に戻ります」と発表
この日の番組冒頭、司会の佐藤栞里が「本日番組から大切な発表がございます」と切り出すと、有吉弘行が「『有吉の壁』は一度終わって特番に戻ります」と発表。番組は2020年4月からゴールデンタイムでレギュラー放送されてきたが、今後は特番として継続する方針だ。
横澤P「映画とかやらないで、もっと数字に貪欲になるべきだった」と自問
放送後、横澤PはXで「壁ファンの皆さま本当にすみません」と謝罪。その上で、10周年企画として映画化など新たな挑戦を進めたことを念頭に、「映画とかやらないで、もっともっと数字に貪欲になっていた方が良かったんじゃないか」と自問したことを明かした。「もう壁のないテレビなんて辞めてしまおう」と考えるほど、現在も迷いの中にいるという。
しかし、インポッシブルのえいじさんから掛けられた「頑張っていればまた会えるから!」という言葉が励みになっているとし、「いつか同じメンバーで特番やろうね」という約束は一般的には実現しにくいものの、『有吉の壁』はそれをかなえられる可能性がある番組だと強調。10月以降の特番での再集結へ希望をつないだ。
残る収録はあと5回、横澤P「最後まで笑いながら力を出し切れる現場に」
レギュラー最終回まで、残る収録はあと5回。横澤氏は、最後まで芸人たちが笑いながら力を出し切れる現場にするため、「裏方ながら精一杯頑張ります」と決意を表明。視聴者に引き続き番組への応援を呼びかけながら、投稿の最後には「壁なんで終わるんですか!!!!」と、抑えきれない悔しさをぶつけている。
橋本和明氏もXで思い吐露「6年半前、お笑い番組のまま終わろうと約束」
企画・総合演出として番組を立ち上げ、日テレ退社後も監修として携わり続ける橋本和明氏も、Xで思いを吐露。「6年半前、ゴールデンでお笑いのレギュラーをやろうと決めたとき、“終わるなら、お笑い番組のまま終わろう”と約束しました。放送開始直後にコロナ禍となり、想像もしなかった状況での収録が続きました」と振り返り、「それでも芸人さん、スタッフ、そして視聴者の皆さんのおかげで、笑いを届け続けることができました。あの奇跡は、今でも鮮明に覚えています」と感謝した。
続けて、「レギュラー放送は9月までですが、最後までお笑い番組として全力で駆け抜けます。そして、特番でも壁は続きます。お笑いには、人を元気にする力があると信じています。芸人さんのすごさを伝えられる場所を、これからも作り続けられるよう精進していきます」と決意をつづった。
SNSでは惜しむ声と特番継続を喜ぶ声が交錯
SNSでは、「水曜日の楽しみがなくなるの寂しい」「有吉の壁が終わったら水曜日をどう過ごせばいいんだ」「毎週見られなくなるのは悲しい」とレギュラー終了を惜しむコメントが続出。一方で、「特番でも続いてくれるのはうれしい」「特番に戻っても楽しみにしています」と、番組の継続に安堵する声も上がっている。
『有吉の壁』の歩み:深夜の単発番組からゴールデンまで
『有吉の壁』は2015年、深夜の単発番組としてスタート。芸人が街中のさまざまな場所に潜み、協力者とともに即興ネタで有吉を笑わせる「一般人の壁」を看板企画に、2020年4月からゴールデンタイムでレギュラー放送してきた。今回の発表で、約4年半のゴールデンレギュラーに幕を下ろすことになる。



