作曲家・指揮者の久石譲(75)が、昨年開催した東京ドーム公演と、米国のハリウッド・ボウルおよびラジオシティ・ミュージックホールでの公演により、3件のギネス世界記録に認定されることになった。
認定された3件の記録
今回認定されるのは、東京ドームにおけるクラシック連続公演の最多チケット販売記録、ロサンゼルスのハリウッド・ボウルにおけるクラシック連続公演の最多チケット販売記録と、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールにおけるクラシック作曲家としての最長連続公演記録(単一連続興行)の3件。
昨年の東京ドーム公演に続き、7月21日から23日にはハリウッド・ボウルでロサンゼルス・フィルハーモニックとの3公演を開催し、8月11日から17日にはラジオシティ・ミュージックホールで7夜連続公演を開催した。日米3会場での公演によって生まれたこれら3つの記録は、久石譲のキャリアにおける新たな金字塔となる。
精力的な公演活動と新作
久石譲は現在、世界各地の主要な音楽都市と名門ホールで精力的な公演活動を展開。7月10日、11日にはニューヨークのカーネギーホールで公演を行い、18日には世界有数の音楽祭として知られるタングルウッド音楽祭で、ボストン交響楽団と初共演を果たした。
また、コンサート作品の分野では、新作『Concerto for Orchestra』が、2026年5月のワシントン・ナショナル交響楽団による世界初演を皮切りに、各地で演奏されている。本作は久石譲の原点であるミニマル・ミュージックを基盤に、現代的なリズムとメロディックなソロ・パートを巧みに交えた全5楽章/約45分の楽曲で、カーネギーホール、シカゴ交響楽団、パリ管弦楽団をはじめ、世界のオーケストラおよび音楽機関10団体が共同委嘱者として名を連ねている。
世界各地で注目を集める本作は、2026年8月25日、26日、サントリーホールで開催される『久石譲 フューチャー・オーケストラ・クラシックス Vol.8』にて、久石譲の指揮、FUTURE ORCHESTRA CLASSICSの演奏により披露され、25日の公演が日本初演となる。
久石譲の歩みとコメント
久石は現代音楽の作曲家として活動を始め、音楽大学卒業後からミニマル・ミュージックに興味を持つ。2004年「新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ」の音楽監督に就任。14年より最先端の“現代の音楽”を紹介する「MUSIC FUTURE」を主宰、19年には「FUTURE ORCHESTRA CLASSICS」を開始するなど、多岐にわたる取り組みを展開している。また24年11月、ロサンゼルス・フィルなど4団体の共同委嘱によるハープ・コンチェルトを発表。25年8月にはロイヤル・フィルを指揮しBBCプロムスにデビュー。ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団Composer-in-Association、日本センチュリー交響楽団音楽監督。2025年10月、フィラデルフィア管弦楽団のComposer-in-Residenceに就任。ロサンゼルス・フィルハーモニックのComposer in Focus(2026シーズン)。2026/27シーズンよりフィルハーモニー・ド・パリの Compositeur en Résonance(Composer in Association)に就任。
久石譲は「この度のギネスレコード受賞は光栄なことで大変嬉しく思っています。各公演でもらう観客のみなさんからの声援はたいへん励みになりました。これからも僕のコンサートにたくさんのお客様に来ていただき楽しんでもらえるよう頑張ります。ありがとうございました」とコメントしている。



