俳優の渡辺篤史が案内役を務めるテレビ朝日系の人気番組『渡辺篤史の建もの探訪』(毎週土曜 前4:25)は、27日に千葉県に建つ「高低切妻屋根の家」を紹介する。この住宅は、高さの異なる2つの家が合体したように見える個性的な外観が最大の特徴だ。
三方を道路に囲まれた敷地を生かしたデザイン
今回訪れる山口邸は、三方を道路に囲まれた敷地条件を巧みに生かし、見る方向によって異なる表情を見せるデザインとなっている。北側では切妻屋根と片流れ屋根が組み合わされ、東側では1階の3つの窓と2階の連続窓が印象的なアクセントとなっている。
室内も外観のコンセプトを反映し、まるで2つの家がつながったような空間構成を採用。床は2色に塗り分けられ、東側は銀色の勾配天井と吹き抜けによって開放感あふれる空間に仕上げられている。
アーチ装飾や軽量家具で緑道をモチーフに
階段裏やキッチン脇にはアーチ状の装飾が配置され、近隣の緑道をモチーフにしたデザインが随所に取り入れられている。食卓やソファはテラスへの移動も考慮し、軽量な家具を選んだという。
2階には、吹き抜けに面して幅6.4メートルのカウンターデスクを設置。ホールから子ども部屋まで続く開放的な空間となっており、現在は2部屋を仕切らず一体的に利用している。
レトロな観音開き窓と書斎で落ち着きある空間
さらに、ホールから階段方向を振り返るとレトロな雰囲気の観音開き窓が現れる。その先には書斎が設けられており、寝室を通り抜けてアクセスする構造のため、家族の生活空間から適度な距離感を保った落ち着きのある居場所となっている。
竣工は2025年9月。敷地面積は127.0平方メートル(38.4坪)、建築面積62.9平方メートル(19.0坪)、延床面積95.6平方メートル(28.9坪)。構造は木造在来工法で、設計は山口貴司/三日月アーキテクツが担当した。



