和泉流狂言師の野村萬斎さんの還暦記念公演が9月26日午後1時から、大分市の平和市民公園能楽堂で開催される。明るくめでたい狂言の代表曲「二人袴」をはじめ、父で人間国宝の万作さん、長男の裕基さんらとともに狂言の多彩な魅力を伝える。
記念公演の見どころ
「二人袴」は、妻の実家に初めてあいさつに行く聟を裕基さん、付き添う親を萬斎さんが演じる。同時に舅に会うことになったが、正装の長袴は一つだけ。何とか乗り切ろうとする二人のコミカルな動きが笑いを誘う。
万作さんによる「奈須与市語」は「平家物語」で与市が船上の扇の的を射る逸話が基で、狂言の語り芸の中でも至難とされる。与市、源義経ら4役を一人で鮮やかに演じ分ける。
演目とチケット情報
「武悪」は、緊迫感あふれる前半に対し、後半は笑いが渦巻く名作。シテ(主役)を地元出身の深田博治さんがつとめる。
上演前には萬斎さんのあいさつや、深田さんによる演目の解説もあって、初めての人でも楽しめる。
いす席1万1000円、桟敷席8800円。問い合わせはノマ企画(092・781・1267)。



