「雪中美人図」が小樽で初公開
家具大手ニトリ(札幌)が所有する江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎(1760~1849年)の肉筆画「雪中美人図」が、18日から小樽市港町の小樽芸術村「浮世絵美術館」で一般公開される。同作が公開されるのは今回が初めて。
「雪中美人図」は1813~19年頃に制作され、1935年に国の重要美術品に認定された縦約1メートルの名作。雪の降る吉原にたたずむ花魁(おいらん)とみられる女性が描かれ、妖艶な表情と鮮やかな青が印象的だ。
6.2億円で落札、北斎作品で最高額
ニトリは昨年11月、東京で開かれたオークションで、同作を北斎作品としては過去最高額の6億2100万円(手数料込み)で落札した。この金額は、同社がこれまでに収集した美術品の中でも最高額となる。
「雪中美人図」は、小樽芸術村の開館10周年記念企画展「名品撰(せん)」の目玉として、10月31日まで展示される。同展では他にも北斎や他の浮世絵師の作品が並ぶ予定だ。
小樽芸術村の10周年記念企画展
小樽芸術村は、小樽の歴史的建造物を活用した美術館群で、浮世絵美術館はその中核施設の一つ。開館10周年を記念する今回の企画展では、浮世絵コレクションの中から厳選された名品が展示される。
ニトリはこれまでも収集した美術品を北海道内の施設で公開しており、地域文化振興に貢献している。今回の公開は、道内外からの観光客誘致にも期待がかかる。



