南沙良、NYアジアン映画祭でライジング・スター賞受賞「映画は感情共有できる特別なもの」
南沙良、NYアジアン映画祭でライジング・スター賞 (14.07.2026)

俳優の南沙良(24)が、第25回ニューヨーク・アジアン映画祭(NYAFF)にて、「ライジング・スター賞」を受賞した。同賞は、国際舞台でのさらなる活躍が期待される気鋭の俳優に贈られるもので、日本の俳優では過去に鈴木亮平、池松壮亮、小松菜奈、綾野剛らが受賞している。

授賞式で映画への熱い思いを語る

南は現地時間11日、レッドカーペットと授賞式に登場。ボルドーのドレスに和のニュアンスをまとった装いで会場の注目を集めた。南は「映画は言葉や文化を超えて感情を共有できる、とても特別で素敵なもの」と映画への強い思いを表明。さらに「賞に恥じることないよう、ひとつひとつの作品に丁寧に向き合って精進したい」と力強く抱負を述べた。

二つの作品で新境地を開拓

南が近年体現しているのは、社会の片隅で必死に生き抜く“令和のアウトローヒロイン”としての新境地だ。主演映画『万事快調〈オール・グリーンズ〉』では、ラッパーを夢見ながらも学校や家に居場所を見いだせない女子高校生・朴秀美を演じた。児山隆監督は南の起用について「ゴリゴリに口が悪い人物を演じたら、凄く魅力的になるんじゃないかと思った」と語る。劇中では初挑戦とは思えないラップも披露し、純粋な努力と確かな技術が光る作品に仕上がった。

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一方、公開中の映画『マジカル・シークレット・ツアー』では、有村架純や黒木華と共演し、貯金ゼロの未婚の妊婦・麻由を演じている。シンガポールでの金の密輸という闇バイトに手を染める役柄だが、犯罪に及んでいながらも憎めないキャラクターを見事に体現。天野千尋監督は南の演技について「陰の部分よりも陽の部分の方が魅力的」「すごく思い切りが良くて、瞬発力もある、しなやかな俳優」と評価している。

多彩な活動で快進撃

南は同日の『マジカル・シークレット・ツアー』舞台あいさつでは、シックなスーツスタイルを披露し、クールな佇まいで振り幅の広さを見せつけた。13日には『万事快調〈オール・グリーンズ〉』の舞台あいさつに監督と共に登壇予定で、装いにも注目が集まる。

また、今年は『南沙良のオールナイトニッポンPODCAST』や『南沙良のオールナイトニッポンX』、『Google Pixel presents ANOTHER SKY』(日本テレビ系)などに出演し、飾らないパーソナルな魅力でも話題に。アニメ映画『GROTESQQQUE -グロテスク-』で声優にも挑戦するなど、活動の幅を広げている。

経歴と今後の活躍

南は2002年6月11日生まれ、東京都出身。2017年公開の映画『幼な子われらに生まれ』で俳優デビュー。初主演映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(2018年)で報知映画賞、ブルーリボン賞など多数の映画賞を受賞した。近年はNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』『光る君へ』、DMM TVオリジナルドラマ『外道の歌』シリーズ、主演映画『万事快調〈オール・グリーンズ〉』(2026年1月公開)、『禍禍女』(2026年2月公開)などに出演。現在は『マジカル・シークレット・ツアー』(2026年6月公開)が公開中で、今後の快進撃から目が離せない。

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